自己紹介
先日、社内研修で改めて自己紹介について教えていただいたのでみなさんにもシェアしたいなと思います。
今更自己紹介なんて、ただお互いに名乗って終わりでしょ?と思われた方も少々お付き合いください。
まず、やってみよう
では、とりあえずやってみましょう。
お題はもちろん自己紹介で、①名前、②自分の長所、③自分の短所、④本日の意気込みを2分で考えて1分で実際に発表してください。
まず2分間で内容を書き出してみましょう。では、スタート!
書き出すことができましたかね?
一般的な自己紹介
この研修では5名ほどで一緒に受けていたのですが、みんな同じような自己紹介をしていました。
おそらくみなさんの予想通りの自己紹介です。
以下は一例ですが、まずはご覧ください。
①山田太郎です。
②自分の長所は、誰とでも仲良くなれることです。初対面でもすぐに打ち解けることができます。
③自分の短所は、諦めが早いところです。というのも今まで勉強や筋トレなどをしても3日坊主で大抵のことは長続きしてきませんでした。そのため最近では、不定期にたくさんするのではなく少なくても定期的に行うようにしました。
④最後に、本日の意気込みは何か一つでもこの研修を通して学ぶことです。
例なので、簡単に書きましたがこんな感じなのですがみなさんはこれをみてどう思いましたか?
おそらく大抵の人は、そうだよね。うん、こんな感じ。と思われたと思います。
ですが、この自己紹介実は全然ダメなんです。。。
みなさんは具体的に何がよくなかったのかわかりますか?
この自己紹介がダメな理由が分かる方は、これ以上読まなくて大丈夫です。笑
売れる営業マンとは?
わからない方のためにヒントを出しますね。
自己紹介をビジネスシーンに置き換えて、自分が営業マンだった場合どのような自己紹介を行いますか?先ほどと同じ自己紹介を行いますか?
おそらくビジネスシーンであれば少し様相が変わってくるはずです。
営業マンの場合、一番重要なのはなんだと思いますか?
そうです。商品を買ってもらうことですよね。
そのために必要なことは、なんだと思いますか?
お気付きの方もいるかとは思いますが、相手に覚えてもらう(相手に印象付ける)ことなんですね。
そう考えると先ほどの自己紹介はどうですか?
みんなと同じで印象に残らないはずです。
では、どうすればよかったのかについて見ていきましょう。
良い自己紹介
まず先ほどの自己紹介で、一番重要なのは①〜④の中でどれだと思いますか?
正解は、①名前なんですね。
名前を覚えてもらわなければ意味がなく、言ってしまえば長所や短所、意気込みなどは名前+αの情報でしかないのです。
しかし、私を含めほとんどの人は山田太郎ですと軽く流してしまうのです。
ここで一工夫して「山田太郎です。とても簡単で漫画に出てきそうな名前ですよね。そのことから学生時代はよくいじられていましたが、今では気に入っているんです。」とすることができます。
他にも簡単ですが、「田中一輝です。一番輝くと書いて一輝です。」一言加えるだけでも他の人とは違うという印象を与えることができます。
そしてもう一つ重要なのが、③の短所です。
フィードバックをいただいて気づいたことなのですが先ほどの例でもあえて短所の部分が長くしてあり、ほとんどの人が長所よりも短所の方が話している時間が長いんです。
しかしビジネスのシーンに置き換えてみると、短所が長いと自信がなさそうに見られてしまいます。
自己紹介の流れについて指示があったので均等に言わなきゃという意識が芽生えたと思いますが、時間配分に関しては指示がなかったので自分の好きなように割り振っていいんです。
そのためできるだけ短所は短く、端的に。また工夫として裏返しの言葉を使うことです。
裏返しの言葉とは就活などでもよく目にすると思いますが、
・計画性がない⇄行動力がある
・すぐには仲良くなれない⇄一度仲良くなれば深い人間関係を築ける
要はポジティブな言葉に置き換えるということです。
こうすることで与える印象がかなり変わります。
そして④の意気込みも「何か一つでも」と、ものすごく抽象的なので、質問を必ずしますやリアクションをしっかりしますなどできるだけ具体的にしましょう。
もう一度自己紹介を考えてみよう
では、以上のことを踏まえてもう一度自己紹介を考えてみましょう。
①山田太郎です。とても簡単で漫画に出てきそうな名前ですよね。そのことから学生時代はよくいじられていましたが、今では覚えてもらいやすいので気に入っているんです。
②自分の長所は、誰とでも仲良くなれることです。初対面でもすぐに打ち解けることができるので周りの人から羨ましがられることもしばしばです。特に飲食店でのアルバイトでは、常連様に可愛がっていただき私の出勤日は売り上げが1.5倍ほどでした。
③逆に私の短所は長続きしないということです。ただその中でも飲食店でのアルバイトは4年間ずっと続けることができました。筋トレのように自分のためではなく飲食店では誰か(お客様)を喜ばせたいという想いが長続きした理由なのかなと思います。
④最後にこの研修を通して、何か一つでも学ぶために最低でも一つの質問または発言をします。
どうでしょうか?
話している内容自体は同じなのですが、与える印象がだいぶ違うと思います。
さいごに
まずはここで紹介した自己紹介が全てではなく、一番重要なのはTPOということだけは忘れないで欲しいなと思います。
短所はできるだけ短くと言いましたが、相手の共感を得たい、親近感を抱いて欲しいなど場合によっては短所はありのままさらけ出した方がいいこともあります。
自信があるように見せることも大切ですが、完璧すぎると相手を萎縮させてしまうことや自分のことがわかっていないと思われてしまうことすらあります。
今回紹介した自己紹介もぜひ引き出しの一つとして頭の片隅に置いておいて欲しいなと思います。
自己紹介=セルフブランディングです。
どれだけ自分の価値を高く売り込めるかが重要でこの考え方は、大学生であれば就活、社会人であれば営業スキルとして必ず役立つので自己紹介の際には意識しておきましょう。
ブログも運営していますのでぜひそちらも読んでみてください!
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