大失態を犯しても逆に単価をあげる技術

「人生は何度でもやりなおせる」

2013年の秋。統合失調症で鉄格子つきの病院に運ばれたとき、檻の中にまで会いに来てくれた実母がいったことばです。私はオフィスで統合失調症を発症しました。派遣社員だったので会社はクビ。鉄格子の病院の中で、突然の病に前後不覚となり、気がつけば私は大の方を失禁していました。

史上最悪の病になり、お金もなく、仕事はクビ、高齢独身女性。何よりウンコもらして人として落ちるところまで落ちた当時36歳の私。大人用おむつをはかされながら「ほんとうにやりなおせるのかな？こんなみじめな状態から、幸せになんてなれるのかな？」とぼんやり思っていました。

年月が経ち、最早おもらしすることはありません（キリリ）。課金ゾーンでもないのにとんでもないことをぶちまけたところで、どうやって私が“もらさない”ライターになったのか、大失態を犯してもやりなおす技術をお届けしようと思います。