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急性虫垂炎で3回も入院④|たった2ヶ月足らずでまさかの再燃

はじめに

こんにちは、皆さん!
この記事は、私が経験した急性虫垂炎について書いています。

今回は、1回目の入院で保存的治療(薬で散らす)で退院してからわずか2ヶ月足らずで、再び急性虫垂炎が再燃したというお話です。

急性虫垂炎の保存的治療(薬で散らす)は、再燃の可能性が高いというのは様々な病院のブログなどでも目にはしておりましたが、まさか2ヶ月足らずで再燃するだなんて悪夢のような現実でした。
ほんの2週間前の外来のときにも長期で休暇が取れるゴールデンウィーク期間中に摘出する方向で予定していた矢先の再燃でした。


突然の再燃

前の日の夜まで何ともなかったのに、この日は夜中に突然38℃の発熱で目が覚めました。
お腹の痛みを感じ、試しにお腹をギューっと押してから、パッと手を離してみたら反跳痛がありました。
反跳痛というのは、お腹を押したときよりも、急に手を離したときの方が痛むという、腹膜に炎症があると起こる独特の痛みのこと。
前回の急性虫垂炎のときに初めて体験した不思議な痛みです。
これは12月に薬で散らした急性虫垂炎が再燃したと確信するしかありませんでした。

朝の準備

朝まで待って、夫には、この日の夜に予約していた飲み屋のキャンセルをお願いし、職場にはメールで「急性虫垂炎の再燃の可能性」と合わせ「このまま入院する可能性が高い」ことを伝えました。

以前入院した病院へ行く準備を始めました。
持っていくものは、下着とスマホ、ワイヤレスイヤホン、充電器だけ。
あとはこの病院の方針で、レンタルしなければいけないことを知っていたので、最低限の荷物で出発しました。

病院での診察

1回目の入院の前には「ひどい便秘」かと思うほどお腹がカチカチになっていましたが、今回はそこまで感じず、ただお腹が痛いだけでした。
しかも、すでに右側が痛い状態でした。
診察の際には、反跳痛があることを告げることができましたから、即CT、即血液検査で、昼前にはもう緊急入院の診断がされました。

再燃の可能性

虫垂を残して抗菌剤で治療した場合、再燃の可能性が高いことは1回目の入院のときにも聞かされていました。
2週間前にこの病院の外来を受診し、ゴールデンウィークの連休に合わせて虫垂摘出をできるよう入院の予定もしていましたから、今回で摘出してもらえないか聞いてみましたが、炎症が起きているときと治まっているときでは手術の難度が違うとのこと。
結局、今回の再燃も保存的治療(薬で散らす)を行い、予定通り3か月後のゴールデンウィークで摘出する方向で治療方針が決まりました。

再び抗菌剤治療

医師の勧めで、今回の急性虫垂炎の再燃もまた抗菌剤で治療することとなりました。
入院期間は8日間。
抗菌剤点滴の保存的治療。
5日間絶食でした。

点滴の管を腕に刺したまま、何にもしないで8日間ベッドの上で過ごさなければならないのはかなりの苦痛であることは、1回目の入院で懲りています。
絶食だって、5日間も何も食べないで過ごすのは辛いことです。
しかしながら今回は、1回目の入院よりも状態が良く、治療のしかたや経過についても先が分かっていることもあって、自分でも驚くくらい随分と楽に過ごせたのです。
慣れってあるものなのですね。

早期発見・早期診療に尽きる

今回の得た教訓は、早期発見・早期診療。これに尽きます。

同じ病室に、やはり急性虫垂炎で入院していた方がいたのですが、その方は入院して既に2週間になると話していました。
前日からのお腹の痛みを堪えて仕事をしていたら、夕方酷い嘔吐でやっと病院を受診し、その病院の紹介状でCTが撮れるこの病院で急性虫垂炎の診断を受けたのだそうです。
膿瘍(膿が溜まった状態)だったらしく、ドレーンという管を数本挿入して膿を外に出したとのことでしたが、「ドレーンを抜くときがものすごく痛くて、声を上げるほどだった」と恐ろしい体験談を話してくれました。

私自身は、今回は早く治療が開始できたこともあってかなり退屈を持て余すような治療期間になりましたが、この方の体験談を聞いてからは、「摘出手術を受けるまで再燃させないようにしたい」という思いが高まったのでした。

再燃を防ぐために

また再燃の可能性のある爆弾を抱えての退院となりました。
ゴールデンウィークに予定している摘出まで3か月弱。
再燃させないためには、下記の点に注意して過ごすと良いそうですので、メモ書き程度に掲載しておきます。

食生活に気を配る

  • 食物繊維を多く摂る

  • 水分を十分に摂る

ストレスの解消

規則正しい生活

  • 十分な睡眠時間

  • バランスの取れた食事

  • ウォーキングや軽いジョギングなどの運動

あと、退院後の数週間後に予約していた職場の定期健康診断の健診センターから、「胃のレントゲンは今回しない方が良い」と言われました。
確かに、今バリウムを飲まない方がいいのでしょうね。
とは言え、健診センターから言ってもらえるまで思い至りませんでした。
危なかったです。

次回の記事では、3回目の入院での虫垂摘出について書いていきます。
腹腔鏡の手術、生まれて初めての体験です。


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