「普通」の授業

 今日は高学年クラスでちょっと遊んでみた。全員にミニホワイトボードを持たせ、いろいろ連想されるものを書いてもらう。
「6と言えばなに色?」「遠足のお菓子と言えば?」「土曜日のお昼ご飯と言えば?」 制限時間10秒。

 子どもたちは「え〜?」と言いながら最初は戸惑ったり、"No."と書く子もいたりしたが、段々頭の回転に拍車がかかって、書くスピードも早くなってくる。そこでどんな答えが出るか?私も想定していない。
出たところ勝負だ。

 答えは、見事にみんな違う。そしてどれも正解。だってその人にとっての6の色はその色しかないんだもの。誰も否定出来ないし、してはいけない。子どもたちは「え?」とお互いの違和感を素直に出し合って笑い合う。
それでいいじゃないか。

 私たちはありもしない「普通」を追い求めて、横並びになろうとする。でもね、普通なんてないんだよね。それに気付いてくれたら嬉しい。子どもたちが全員の答えを笑って受け入れることが出来て良かった。
 
 というだけの授業の一コマ。でもこれは英語を話す上で大切な感覚。そして日本語だけで暮らしていても、今後多様化する社会の中で、いろいろな人と面白く楽しく生きていける一つの鍵となるだろう。

読んでくださって、ありがとうございます。 もし気に入ってくださったら、投げ銭していただけると励みになります💜