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エデュケーション 大学は私の人生を変えた(読書感想文)

 壮絶過ぎて心がぐしゃぐしゃになりながら読んだ。フィクションだと思いたかった。この物語を読みながら親の影響力を思わずにはいられなかったし、同時に教育の本当の意味を強く感じた。

 誰か特別な人の特別な話ではなく、大なり小なりこんなことはどこででも起きていて、私たちが気付かない間にそれに身を委ねているだけ。そんなことも思った。

 この歳になって、学ぶことの楽しさと怖さ、そして広がりを実感している。学ぶことでしか開けない扉があることも知った。そんな私が今読むべき本だったのかも知れない。

 いつも素敵な本を紹介してくれる娘に感謝。

<追記>
 "Standing on the shoulders of giants."
巨人の肩の上に立つ

 最初にこの言葉を聴いたのは、とある講演会でのこと。

 海外で学んできた人のその話に私は魅了された。そしてこの「巨人の肩の上に立つ」という表現がとても気に入った。
それからいろいろな本で度々目にする様になった。

 一番最近では『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる』という話題の本を読んだ時にもその言葉を見つけた。一人の人が経験出来ることは限りがある。全てのことを経験出来る人はいない。でも、歴史を学ぶこと、本を読むこと...先人や他の人の体験を通して自分も経験値を上げることは幾らでも出来る。そしてもっと遠くへ飛べるもっと深く掘ることが出来る。

 過去から繋がってきたバトン、また右から左から渡される贈り物を確実に手に取ることが出来る。壮大なロマンを感じた。

 「学ぶ」ということが自分にもたらすもの。若い頃は1mmも考えたことがなかった。口を開けて何かが入ってくるのをありがたみもなく受け取り続けてきた。でも、今それを宝物の様に受け取る自分がいる。

 同じ講演会を見た帰りに周りの人たちが「つまらなかった」「時間の無駄だった」と言っていたのが耳に入ってきた。
同じ時間を過ごす中で私が手にした宝物は数年近く経つ今でも私の中で輝き続けている。

 いつまでも子どもの様にまっさらな気持ちで学び続けたい。いくつになっても気付いた時、欲した時がタイミングだと思う。

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