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教える人のハニラミメソッド

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私は英語教師です。自分の運営する教室、生涯学習センター、親子サークル、小学校などでほとんど全部の年齢の皆さんに英語をご指導しながら見つけたアイデアや考え方をシェアします。 もし… もっと読む
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#言葉

みんなで幸せになろう

 私は自分のコラムで、よく「大人はこどもの邪魔をしないでおこう」と書く。それは何より自分へのメッセージ。私たちは長く生きている分賢くなっていると言えるかも知れないけれど、その経験やそこから得た影響によっては退化していると言わざるを得ないケースも多い。そして最近残念な方の大人をよく見るからこそ、これはやはり声を大にして「こどもの邪魔をしないでおこう」と言わなければいけないと思う。 教育ビジネス=shit  私は教育を主な生業としている。いわゆる教育ビジネス界の端っこにいる人

英語教育の迷走

面白い記事を見つけたのでシェア。 おんもしろい! 英語教育。子どもたちがそれに振り回されたり否定されたりしていることに腹が立っているので、今日はこれに乗っけてみる。 『英語ってね、英語ってね、そういうもんじゃないんだよね〜』と言いたいけど、その前に。面白い言葉がいっぱいだったので引っ張り出してみた↓  面白すぎる。オブラートからかなりはみ出てる感はあるけど、それが嬉しい。  そう。英語教育が始まる頃、私は英語教室を開いたばかり。英語教育のニーズの高まりにただただワクワ

繊細さんに響く"裏メッセージ

 私はいわゆる「繊細さん」だ。気付いたのは40代半ば。でも生まれてこの方ずーっと繊細さんとして生きてきた。「繊細」は特徴ではなく短所だと思っていたから、ずっと生き辛かったけれど。今ではこの性質に感謝している。この超敏感なセンサーが感じる「裏メッセージ」に気付くことが出来たから。  子どもの頃から人の口調や表情、言葉からいろいろなものを感じ取っていた。その人の感情、その人が自分をどう見ているか、その人の中で私はどういう立ち位置になっているのか。それが透けて見えてどうしようもな

したい人だけすれば良い

 あぁ、新鮮な言葉。 「したい人だけすれば良い」  学校に行きたい人が行けば良い。 勉強をしたい人がすれば良い。 仕事をしたい人がすれば良い。 恋愛も結婚もしたい人がすれば良い。  これは「人」を分けているのではなく、「時」を分けている。 勉強大嫌いだった人が、ある時ふと「勉強したい人」になることだってあるし、仕事したかった人が「したくなくなる人」になることだってあるから。  要はその人のタイミングでいいんじゃない?ってこと。  今多くの「したくない」でこの国が溢れて

日本の若者はグローバル社会を生き抜けるか

世界の若者たち  先日ウクライナから日本に来ている学生たちと話す機会があった。18-19歳の学生たちは日本語も勉強中ではあるが、主な意思の疎通は英語を使って行った。彼らが話す英語を聞きながら、「話している」と感じた。自分自身のことや、日本に来て感じたこと。ウクライナという国のこと。表情豊かに話す彼らの言葉から言葉以上のものを感じて、更には一人一人の人柄や経験もよくわかった。聴いていて楽しかったし、彼らにとても興味を持った。  大変な状況下だが、こうして磨いてきた語学を使って

45分間のマジック

めあて  ご一緒している先生方には本当に申し訳ないのだが、私は自分自身がメインとなって活動をする際に「めあて」を設定しない。めあてを設定した時には、既に活動にガイドがバッチリある気がして。私自身は子どもたちがこの授業から何を見つけ出すか、それも楽しみの一つなので自己満足ではあるのだが、最後にそれを一緒に味わえたら良い、と思っている。  これは私自身の考え方で、めあてを否定するつもりはなく、どちらかを選ぶとしたら、私はこちらの方が指導しやすいということだけ。方法はひとそれぞ

「もしも」を本気で考えたら

  「もし100万円あったらどうする?」 こんな会話が、子どもの頃とても好きだった。夢があるし、いろいろ思い巡らすのが楽しかった。兄弟でよくこんな「もしも話」をした。  英語の先生になっても、こんなもしも話から、どんな時に本気で怒る?最後に爆笑したのはいつ?みたいなことを生徒の皆さんに尋ねては困った顔をされる。 習慣のない方にとっては自分の内面をこんな形で探検するなんて、面倒臭い作業でしかない。変なものが出てきたらどうしよう?何も出てこなかったらどうしよう?そんな風に思っ

たった一言

 先日「私忘れっぽくなっちゃって、必ずメモしないと〜」と嘆いておられる方に「私も常にメモを取りますよ。私は生まれつき忘れっぽいんで」と言うと、その方がホッとした顔で「うぁ〜安心したわ」と言われた。  ちゃんとした自分を演じないと生きていけない社会で、言い訳しながらでないと許されない社会で。 「自分にはこういうところがある」と知りながらも尚、自分を愛して大切にする人の存在はとても大切。 そんな人を育てていきたいと思う。 私の師匠である不登校対応の先生が 「お子さんが家で兄

How was your weekend? 何かgoodだったこと教えて。あ、このgoodは「自分にとって」だから。 このgoodを他の人に決めさせちゃいけないよ。 この言葉で子どもたちがパッと顔を上げる。そうよ。あなたの感情はあなたが決めるの。人に決められちゃいけない。

文化を作る

 子育て歴、夫婦歴共に20年になる今年。0から始まって20年共に暮らす家族の形を考えてみた。 言葉は文化 子どもがお腹に出来た時、ふとテレビを観ながら考えた。皇室の方々って、どうしてみんながみんなこんな話し方をするんだろう。 それまで考えたことのなかった「話し方」と人の性質の関連に思いを巡らせた。アメリカ人は生まれた時から英語の環境の中にあって英語を話す。私たちは日本語。それが当たり前だと思っていたけれど、その日本語の「話し方」って結構大事。それが自分をプロデュースするもの