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教える人のハニラミメソッド

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私は英語教師です。自分の運営する教室、生涯学習センター、親子サークル、小学校などでほとんど全部の年齢の皆さんに英語をご指導しながら見つけたアイデアや考え方をシェアします。 もし…
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#児童英語

小学英語は実践英語

 これは、私が所属するSEEF(福岡英語教育支援研究会)が毎月発行している無料メルマガに私が寄せたコラムから抜粋してご紹介しています。  この他にもレッスンアイデアや他のメンバーのコラム、ワークショップのご案内など小学校英語に関する情報が満載のメルマガですので、よろしければこのコラムの最後にあるリンクからご登録をどうぞ。メルマガを取るのも止めるのも無料。私と同志の小学校英語支援員や専科、民間の英語講師で小学校英語を支援する活動の一環として行っています。 =========

ある日の小学校英語

 今日の授業、楽しかったな。4月から始まった授業。そろそろ私との人間関係もいい感じになってきた頃。さて、子どもたちに授業を振ってしまおう。私の大好きな子ども主体の授業。実はこれが一番、英語力アップの活動。そして英語を知っている人でも楽しめる活動。そして何より先生がラクラクな授業。  欧米の先生に学んだことは「教師は楽をすること」子どもたちが安全に学べるように見守ることが私たちの仕事。あれこれお膳立てをして、先生がいないと、これがないとあれがないと学べないみたいな雰囲気や気持ち

流されないように...

 年末年始と、自分を休ませることに集中(?!)していたせいかフワフワした自分が戻ってこられないのでは?と心配していました...が、敬愛するSEEFメンバーとの会合で、無事ソフトランディング出来ました♪  彼女たちとの共通点は、とにかく「愛」。 教育に携わっていると陥りがちな「結果」や「即効性のある方法」ではなく、ゆっくりじっくり見守る覚悟と余裕がある人たち。時代も緩やかにではありますが、多様性とそれぞれの持ち味を大切にする傾向にあります。  人と違うことが「変」ではなく

言葉を身につけるプロセス

 私は英語講師です。自分で小さな教室を運営し、大人の学習者をオンラインや生涯学習講座でご指導し、小学校に英語指導のお手伝いに行く中できっといろいろな方の「英語学習」の鍵になるであろうことを見つけたので、シェアすることにしました。  そもそも「英語を学ぶ目的によって教室や先生は選ぶべき」というのが大前提なのですが。私は「話す英語」をメインに指導しているのでその視点からお話しします。  小学校にも週に一度、3,4年生の英語授業に伺っていますが、最初は日本語の雑談から始めます。そ

小学校英語は何のため

ブレ続ける英語教育の目的 2011年に小学校外国語活動に関わり始めて、小学校の先生方や外国語(英語)指導に携わる先生方、保護者の方々からいろいろな声を聞く様になった。その中で印象に残っているのは「クラス内でレベルが違う場合、クラスは分けておられるのですか」というご質問。  うーん、と考え込んでしまった。その質問を受けたのはまだ外国語活動、と「活動」として英語教育が行われていた2018年辺り。 そうか。英語は他者理解や自己表現、コミュニケーションの素地を育てるものと掲げていなが

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HSP・HSCってご存知ですか

今回は最近本や動画、テレビ番組でも取り上げられているHSP(Highly Sensitive Person人一倍敏感な人:HSCはchild)についてお話しします。これを知ることで、指導が楽になります。接する方ももちろん当事者の本人も、ずっと楽になると思います。  でも私がこのHSPの話をしようと思ったのは、「困りごと」があっても人に頼れない、困っていることを隠す人が多いことに気付いたからです。もっとオープンに困っていることを話したり知ったりすることで、お互いが楽になりますし、自分自身を知ることや理解することは一生を通して大切なことです。

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英語の前につけたい力とそのトレーニング法

今日は英語の前につけたい力をお届けします。実は英語の文法や語彙はある程度学校で学んだ日本人の方々は持っています。が、なぜそれが使えないのか。  それは「心を開いて話す力」なのです。心を開くとはどんなことでしょうか。それは○○を知ること。動画を見て、日々の生活の中でできる楽しいトレーニング、取り組んでみてくださいね。  お子さんや生徒さんとの信頼関係を築く一つの方法として、是非楽しんで取り組んでみてくださいね。

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自分らしい子育て・クラス作り

今日は自分の子育て、そして先生として自分の「軸(本当に大切にしたいもの)」を守るために私がしてきたこと、気付いたことについてお話をしました。特にママ友との人間関係に悩む保護者の方々や、自分の子育てや指導に自信が持てない方々に届くといいな。 「自分らしさ」とはよく言われますし、子どもたちにも「自分らしく」いて欲しい。でも私たちの周りにはいろいろな「空気」がたくさん満ちています。全部吸い込んでしまうと、自分らしさとは程遠い自分になって戸惑ってしまいますね。  お子さんや生徒さんとの信頼関係を築く一つの方法として、是非楽しんで取り組んでみてくださいね♪

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会話の多い環境を作ろう

今日はおうちでも教室でも学校でも。ちょっとした会話が弾みやすいアイデアをご紹介します。 普段会話が苦手、と言われる方はちょっとしたハードルになってしまうかも知れませんが、自分が「話す」というよりは相手が話す「きっかけを作るコツ」だと思ってみてください。そして相手が話し始めたら、じっくり聞いてあげてくださいね。 「聴く」ことは「話す」よりもハードルも低いですが、相手に与える安心感は大きいのです。

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みんなで教育をアップデートしよう

「宿題は多い方が良いですか」「塾には行かせた方が良いですか」という問いは、先生方にもおうちの方々にもどちらにも度々尋ねられることです。それにお答えしています。 教育をデザインする力。自分をデザインする力。実は奥深いお話です。  学校や教室、塾の先生だけでなく、家庭で英語を教えたい、子どもとの接し方を工夫したいと思っておられる方々に。 心に寄り添うハニラミメソッドをお届けします。  ラジオの様に何か作業をしながらゆるゆるっと聞いていただけるとありがたいです。

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小学校の英語評価について

小学校で英語が教科化され評価が必要になる、という話が出てから、先生方からの「評価について」のご相談が急激に増えました。  変化の中にある日本の英語教育、今後もいろいろな変化が予想されますので、評価という子どもたちにとって大切なものに関しては、丁寧に取り組みたいものです。 形はどんどん変わっていくでしょうが、本質は変わりません。その本質に迫る、私なりの評価についての考え方をお話ししてみました。

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英語を英語で教える(技術編)

英語を英語で、って簡単そうに見えて実はものすごく細かい配慮が必要です。細かい指示や伝えたいこと、どうやって英語だけで伝えましょうか。 そんなご相談をいただき、考えてみました。