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小学校英語、最後の授業が終わった。 病気療養のため、小学校英語一旦お休み。次に小学校に行く時、現場はどう変わっているのだろう。2011年から携わって、現場にいてもその環境が年々悪化していることを感じた。 講師でありながら「英語をしている場合か?」と思うこともあれば、逆に「英語の時間が救いになることもある」と思うこともあった。 2010年。小学校英語指導者の研修時に言われた「(何もジャッジされない)英語の時間だからこそ、無条件で褒められる時間になり得る」という言葉をず
小学校での一コマ。 今日はいろいろな国の動画を見る授業だったのだが、ロシアの女の子が出た時にどのクラスもざわめいた。ロシアに対する悪口がポツリポツリ。 「今日は英語の授業なんてどうでもいいや!」って思った。 「英語を学ぶ前に大切なこと」というお話を入れた。もちろんプランには無い。でも今日一番大事なこと。こうして子どもたちがちゃんと本音を話してくれるから、その時に一緒に学べる。英語の先生の役割を超えている様にも思うけれど、英語を学ぶための大事なマインドのウォーミングア
今日は小学校英語で、あるゲームをした。 そのゲームでは、わからない子は助けてもらわなければいけない。私が困った子の役をして「私は何をすれば良いと思う?」と尋ねると、子どもたちは「助けてあげたらいい!」と。 いや、周りの人が、じゃなくて「私は」何をすれば良い? 誰かが"Help me!"と小さな声で言った。そう。それなの。 日本語でもいい。とにかくわからないよ、教えて。助けて。そう周りに助けを求めるの。助けてもらって言える様になったら、それでOK。 みんなが完
小学校最終日、4年生に話をした。最後に短く、1分間スピーチ。 私が英語の先生としてここにいる意味。伝えたいこと。 パラパラと手が上がる。悲しいことにその数は私が思っているよりも多い。クラスの半分になるクラスもある。生まれて10年ちょっとしか経っていないその間に、この子たちには何があったんだろう。 いつもはペラんとゲームしたりして盛り上がってるテンション高いおばちゃんだけど、今日は言わせてもらう。一人一人の目を見て、噛み締める様に伝える。 授業が終わったら、カード
子どもの頃、勝手に人のことを決めつけて叱る大人が嫌いだった。そんなつもりない、って子どもの立場では言えない関係性を作っておいて、頭ごなしに叱る。とんでもない話。 しかし大人になってみて、その大人の事情もわかる様になってしまった。大人としての責任を背負い過ぎている時こそ、その状況に陥りがちだ。大人を背負い過ぎている人は、子どもからバカにされないか、なめられないか。いつもドキドキしてる。そして、少しでもバカにされた様に感じると怒り狂う。また、それを予防しようと躍起になってい
小学校英語、4年生の教室。今日のトピックは文具。Do you have ...?という表現がキーフレーズで、それに伴い文具の単語を学ぶ。 私は補助の英語講師だから、英語的指導を請け負っている体。日本語は極力話さず音声教材でいて欲しい、という立場ではあるが「英語教育専門」としてそこにいるならば、私にはもっと伝えておかなければいけないこともある。誤解されがちだが、語学は音声や表現、語彙だけではない。むしろその背景や考え方、文化を知らない限りその言語を通したコミュケーションは歪
教室で明日から使えるクラスルームイングリッシュ♪ 発音の細かいご指導もしていますので、小学校などでお役立てくださいね♪
これは、私が所属するSEEF(福岡英語教育支援研究会)が毎月発行している無料メルマガに私が寄せたコラムから抜粋してご紹介しています。 この他にもレッスンアイデアや他のメンバーのコラム、ワークショップのご案内など小学校英語に関する情報が満載のメルマガですので、よろしければこのコラムの最後にあるリンクからご登録をどうぞ。メルマガを取るのも止めるのも無料。私と同志の小学校英語支援員や専科、民間の英語講師で小学校英語を支援する活動の一環として行っています。 =========
夏休み前最後の授業 小学校でこの学年の英語の指導をし始めてから2ヶ月。月に数回のペースで会っていた子どもたちとの信頼関係も、昨年から関わっている4年生ではより深まっている気がする。廊下で会うと "Hello, Ms.Koyama!"と多くの子どもたちが声をかけてくれるし、怪我をした指を見せてくれたり、「おじいちゃんに習った」と英語のフレーズを聞かせてくれたり、今日の服の色一緒だね、ってニコニコ。こんな他愛もない関わりが、私が子どもたちと共有したかったものだから、かなり嬉し
めあて ご一緒している先生方には本当に申し訳ないのだが、私は自分自身がメインとなって活動をする際に「めあて」を設定しない。めあてを設定した時には、既に活動にガイドがバッチリある気がして。私自身は子どもたちがこの授業から何を見つけ出すか、それも楽しみの一つなので自己満足ではあるのだが、最後にそれを一緒に味わえたら良い、と思っている。 これは私自身の考え方で、めあてを否定するつもりはなく、どちらかを選ぶとしたら、私はこちらの方が指導しやすいということだけ。方法はひとそれぞ
今日の授業、楽しかったな。4月から始まった授業。そろそろ私との人間関係もいい感じになってきた頃。さて、子どもたちに授業を振ってしまおう。私の大好きな子ども主体の授業。実はこれが一番、英語力アップの活動。そして英語を知っている人でも楽しめる活動。そして何より先生がラクラクな授業。 欧米の先生に学んだことは「教師は楽をすること」子どもたちが安全に学べるように見守ることが私たちの仕事。あれこれお膳立てをして、先生がいないと、これがないとあれがないと学べないみたいな雰囲気や気持ち
英語教育のことをあれこれ書いているけれど、学校教育の中では生徒の「苦手意識」が加速しているという話をあちらこちらで耳にする様になった。2011年、英語を意識した「外国語活動の本格的な導入」に胸を躍らせ小学校現場に入った私。あの時専門家の方々が言われていた「きっと格差を産むだろう」という言葉を心に留めてはいたけれど、10年後にここまでになるとは…一旦ブランクを開けて再度小学校に入った今年。何も変わらない現場と、なぜか格差だけは広がっている子どもたちを見ながら愕然とした。 英
英語教育に携わって20年以上が経過する今、なぜ日本人の英会話力は伸びないのかを考え続けて見つかったことを一つ、書いてみる。 英語を習い始めた 英語講師ではあるが、私が英語圏で本当に英語を「使って」生活をしていたのは25年も前のことで今は自分でアップデートしていかないと、昔話していた英語だけ携えての指導は限界がある。そう思って一念発起。英会話に通うことにした。 ただ、それまで何度も私は英語を習おうとしている。オンラインを始めてみたり、自分で文法書を開いてみたり。でも続
今朝最初にこの方のお話を拝見していて「なるほど」と思った。 私の初めての仕事は高校1年生の時のうどん屋のアルバイト。 そこからかれこれ30年。ずーっと働いてる。 日本で、海外で。 アルバイト、正社員、フリー…10種以上の仕事に関わった。 どの仕事も味わい深かった。 私は仕事が大好き。 きっと工夫が好きなんだと思う。 学校の勉強は嫌いだった。 ついていけないことがたくさんあって、それが高速で目の前を過ぎていく度に自分がダメな人間になった気がした。 それはトラウマの様に今で