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アメリカの注目すべきトレンド From the Alley - 8/11/20

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キーワード調査ツール

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2017年にリリースされたUbersuggest (キーワード調査ツール)はここ数年で人気度が急増している。同社のツールではキーワードの検索ボリュームや関連キーワードを無料で調べることができ、大変便利である。アメリカでは、同社に対する人気度が2年前から560%以上も増加している。ここまで増加した理由は、SEMrushやAhrefsなどの他社が有料で提供しているデータをフリーミアム型モデルにて無料で提供しているからだと考える。

面白いことに、日本でもUbersuggestに対する人気度が徐々に増えている。これは、アメリカと同じ理由で日本でも同ツールに無料でアクセスできるからである。

ubersuggest(日本)人気動向 twitter image

さらに、日本ではUbersuggest同様にキーワード調査に関するデータを網羅的に可視化するツールが存在しないため、これこそビジネスチャンス!

<参考企業>UbersuggestSEMrushAhrefs

高金利のチャレンジャー銀行

varo money 人気動向 twitter image

2015年に創業されたチャレンジャー銀行のVaro Moneyはここ3年で人気度が急増している。その人気度はコロナ中でも全く衰えていない。チャレンジャー銀行とは、拠点を持たずにモバイルやパソコンを介して銀行サービスを提供する独立型事業(既存銀行から独立している)のことを指す。Varo MoneyはChime、Current、N26などの他者チャレンジャー銀行や大手銀行に比べてより高金利(普通預金金利2.80%まで)を提供し、コロナ禍でも成長し続けているチャレンジャーである。 現在、2百万の口座数を保有しており、年初から口座数が60%も伸び、預金額が3.5倍増加している。

チャレンジャーバンク分野はコロナ前から新規性や収益性の課題に直面し、アプリのダウンロード数が落ちているため、同分野に対する見通しは暗いとの意見も多い。一方で、Varoはユーザー・口座数が順調に伸びており、競争が激しいチャレンジャー銀行分野の中でやはり高金利は強い差別化要因となっている。

日本では大手銀行と共同保有しているLINE銀行やじぶん銀行などのネット銀行が多いが、大手銀行と提携していない「真」のチャレンジャー銀行は存在しない。今後チャレンジャー銀行を開業したい起業家はVaro Moneyのビジネスモデルを見るべきなのでは。

<参考企業>Varo MoneyChimeN26Current

有料メルマガ

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Substackは2017年に設立され、日本の「まぐまぐ!」同様に、ニュースレター配信プラットフォームを提供するスタートアップである。同プラットフォームでライターはレシピから政治を課題とする有料ニュースレター(所謂、メルマガ)のサブスクリプション事業を構築できるため、生活費を稼ぎたいライターに魅力的なサービスである。

コロナの影響で自宅で過ごす時間が増え、また読書の時間や個人事業に転向するライターなどが増えている。結果、Substackのプラットフォームに対する注目が増えており、コロナが始まって以来3ヶ月の間にユーザー数が2倍以上増え、キーワードにおける人気度もここ数ヶ月間で急増している。

アメリカでも日本でも「メルマガは古い」という印象があるものの、Substackのユーザーが増えているのを見ると、メルマガの時代は決して終わっていない。(少なくともFrom the Alleyはこの分野に賭けている!)新たなメルマガを配信したいライター起業家、又は「まぐまぐ!」に競合する新プラットフォームを構築したい方にとってはビジネスチャンスは豊富だと考える。

<参考企業>Substackまぐまぐ!

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