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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

クリスマス感も年末感もないまま気付けば年を越し、今私は地元の福岡でこのブログを書いています。

今回は去年を赤裸々に振り返りつつ、今年の野望について綴りたいと思います。

私史上、最強の試練だった一年

2020年を振り返った時、ものすごい試練の一年だったなぁと思います。(汗) 誰も予想だにしなかったコロナウイルスによって、売上が激減したのはもちろん、企画していたイベントやツアーの中止に加え、たくさんの時間をかけて準備してきた新規事業のリリースも断念しました。

電通さんのスタートアップ支援プロジェクト【DGDU】にも選出され、新規事業のリリースに向けて一年間毎週のようにメンタリングしていただきながら形にしていて、いよいよ!というタイミングでした。

▼DGDUについての記事

「あぁもうこれは無理かもな。」

と心の中で何度も呟きました。

社員は5名。外部パートナー2名。

会社の維持と仲間の生活。この間で葛藤しながらも、固定費を見直さなければならず、外部パートナーに対しては契約の中断、社員に対しては週2日、2ヶ月間の休業をお願いしました。リモートの中、一人一人に電話をかけ、会社の状況説明とお給料が減ってしまう事実を伝えた時のことを思い出すと、今でも胸がぎゅーーっとなります。

私を信じてバリーズにジョインしてくれたメンバーに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そんな中、私に勇気をくれたのは社員でした。

「今すぐにお仕事にならなくても、未来に向けて種まきしましょう。」と。

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コロナ真っ只中、未来に向けた第一歩

そのひとつが、去年3月からスタートした「My Next Trip2020」というTabiMUSEの企画でした。

コロナの影響で旅を発信することも窮屈な時代に、次回の旅に対して少しでもポジティブな気持ちを持って欲しいという願いを込めて始動しました。

このプロジェクトは、多くの女性たちに共感していただき、いつしか各国の観光局や旅行会社など、業界の方にも知っていただけるようになりました。

また、旅行業界向けにミレニアル世代やSNSについての知見を深めるためのウェビナーを定期的に無償で開催しました。

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これらの活動に日本旅行業界JATAさんが賛同してくださり、協賛していただけるようになりました。この活動を通して、今までタッチポイントのなかった日本国内の旅行事業者の方々にもバリーズを知っていただく機会になりました。

そして、「地方に、TabiMUSEのような若い女性に来てもらうにはどうしたらいいか。」というご相談をいただくようになったのです。

今では、5つの国内プロモーションに携わらせていただいています。

あの時のアクションが、確実に今芽を出し始めています。この経験は、チーム一人一人を強くし、まだまだ復活とは言えない状況ですが、乗り越えた先にはより成長した強いチームになっていると信じ、一丸となって目の前のことを全うしています。


変化を良しとする会社、バリーズ

私たちバリーズの行動規範の中に、「変化を恐れない」という項目があります。

変化を恐れない
変わりゆく時代にフィットする柔軟性を持とう。
意見やアイディアが変わることを良しとし、過去に囚われずに大胆にチャレンジしよう。

「海外旅行」にあれだけこだわっていたバリーズ(というか私)ですが、旅というものの定義がこれだけ急速に変化したこの状況に、「こだわり」と「頑固」を混同せずに、時代を読み、捨てる勇気も身に付け、変化できる会社になっていきたいと改めて思ったのでした。

株主や応援してくださっている方々にご報告すると、「あれだけ頑に“TabiMUSEの中に温泉の写真は載せたくありません!”と言っていたなみさんがついに!」と笑ってくださることに心から感謝しています。

バリーズの野望

今年は原点回帰し、小規模からでもイベントやツアーを復活させていこうと思っています。

この時代にフィットした新しい体験を模索していきたい。

コロナになって改めて感じたことは、私がバリーズをやる最大のモチベーションが、ツアーやイベントに参加してくださった女性たちが、明らかに変化していく姿を間近で見れるということ。

「旅体験を通して、まだ見ぬ“私らしさ”に出会う場所を創造する」というミッションをしっかりと形にしていくことが、今年のバリーズの野望です。

私自身の野望

一方、私自身の野望はというと「自分史上、最高に充実した人生を」です。(笑)

仕事とプライベートの境目をさらに薄くし、新しい旅の形と、新しい働き方を体現していきたいと思っています。

自分にとって、社員にとって、社会にとって、意義のある会社バリーズであるために、私自身が熱い気持ちを持ち、育て、発信し、一人じゃできないことをチームと共に、同じミッションに向かって進んでいきたい。そのリーダーとしてしっかりと舵を取っていきます。

ということで、今年もすごい不定期でこの場所に想いを綴っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

バリーズ 野々村


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