3銘柄同時垂直立ち上げ のデザインとは?

https://note.com/namin_chu/n/n1750f12fb973?magazine_key=m219e6dd8b0f0

過去Noteで言及したマネジメント業務に注力し4ヵ月が経ちました。
複数のRDテーマをマネジメントしていると、職人肌の感性の光る条件出し/組成配合に遭遇することがあります。

そうです、顧客向け求評サンプルを複数回実施して、見事にストライクゾーンの製品特性を提供する方が存在するのです。

顧客採用が現実的に見え始めると、事業部は張り切りはじめます。顧客の声を大事にするという方針で、どんどん要望を聞き出しては開発側にフィードバックを与える動きが強まります。開発者は、日々増えていく業務量に不安を覚えはじめて…

…ということで私の出番(介入)になります。


採用されるということは、顧客が必要とする量を安定供給する責務が生まれます。今の開発の延長に、その体制を構築できるデータが取得できるのか?人手が足りるのか?

そういうことができる環境をデザインすることになります。
このデザインが遅れると、いずれ発生する顧客先のエラーに振り回されることになります。エラーが起きれば、相手としては故障解析(Failure analysis、FA)を求めてくるのが当然の展開になります。

しかし、このFA、まじめに向き合うと労力と時間がかかります。
エラー原因を再現するのは難しい場合が多く、仮に、再現して対応策を構築してもそのころには別のエラーが発生するのです。また、今は3銘柄の同時立ち上げを行うことになったので、時間配分は本当に頭を使っていかなければ成功に至りません。

直近の打合せでも、客先は正論でFAを求めてきました。これはサプライヤーの力量を測るうえでは適切かもしれませんが、上に述べたようにここだけに注力するのは危険です。

すでに起こってしまったエラーの対策だけでなく、エラーの未然防止ロジックを構築する必要があるのです。

この2つの力を示して、はじめて両社がHappyな採用に繋がることでしょう。そのストーリーをデザインしてみせましょう!!乞うご期待🙂

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