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書き残す大切さと伝え遺す大切さ

晩夏のミュージアム三連戦、2日目。

会津は鶴ヶ城そばに位置する
福島県立博物館。

『新撰組展2022』

幕末戦乱の約5年間を
幕府側、朝廷側、
そして
近藤局長やトシ君、沖田君、永倉さんなど
新撰組隊員らの直筆の手紙などをもとに
時系列でたどる企画展。

会津、多摩(日野市)、京都など
あちこちに点在する史料を一同に介して
新撰組の歴史を辿ることができて、
大変有意義な時間でした☺️

個人的には
新撰組隊員の直筆文書、
トシ君の愛刀『和泉守兼定』、
使用痕が残る鎖帷子や籠手、
会津守護職松平容保公が孝明天皇から贈られた刀
が特に目を引いた。

どれもきれいな状態で残されており、
150年以上前のものとは思えない生々しさをまとっていた。

この企画展のように
史料の点と点をつないで線にする作業って
きっと果てしなく地道で
尊いことなんだなー。

そもそも
「書き残した人」がいて、
「伝え遺した人」がいたからこそ今に残る
生きた軌跡。

物事が歴史上でどんな意味を持つかは
後に生きる人が決めること。

結果を残す以上に大切なのは
過程を生きること。
過程を残すこと。

それは今にも通じる大切なことなのかもしれない。

新撰組展2022
https://shinsengumiten2022.jp/overview.html

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