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「せっかく働くなら、好きなことがやりたい」を積み重ねたキャリアの先へ

はじめまして。2023年4月にGaudiyに入社した、杉村(@suginami9025)と申します。HR / PRチームにて、「Gaudiyのファンを増やす」をミッションにイベントの企画やディレクションを行っています。

HRとPR。実はこれまでのキャリアにおいてどちらも経験がなく、選考過程で「合いそうな気がするからどうですか?」というお誘いを受け、チームにジョインしました。

「ジョブチェンジ」というと聞こえが良いですが、ノリと勢い🔥で働く環境を選ぶ節があり、キャリアプラン(ひいては人生設計)的なものと真剣に向き合ったことがこれまでなかったというのが正直なところです…。

ただ、立ち止まって振り返ってみると、意外にも自分の中で一貫していることがあることにも気づき、ひとつひとつの選択すべてが今に繋がっているなぁ、とあらためて感じました。

これはいわゆる入社エントリで、はじめましての自己紹介としてこれまでやってきたことをつらつら書き連ねる内容になってしまうかと思うのですが、何かお伝えできそうなことがあるとすると2点。

  1. やりたいことが分からない、キャリアに悩んでいる方へ:「やりたいこと」はいつか点が線になって解像度が上がる時がくる(はず)、直感で飛び込んでみるのもいいかも

  2. エンタメやりたいと思っている方へ:エンタメに関わる仕事って、みえていないだけで色々ある

参考になりそうなことは少ないかと思いますが、目の前の選択を直感だけで選んできた私でも、なんとか楽しく働けている例がありますよ。ということが伝わったら嬉しいです。

虚無顔でスマホをみているわたし
趣味はミュージカル鑑賞。睡眠をとりがちです。

せっかく働くなら好きなことがしたい

Gaudiyには、趣味の延長線上に仕事があるようなメンバーも多くいるのですが、私は「オフ」がとことん「オフ」になってしまう人間(🫠)なので、仕事の時はスイッチを切り替え、「仕事モード」で働いています。

できることならお家でぬくぬく過ごしていたい。そんな甘い考えばかりが頭をよぎりますが、そうもいかないわけで。結果、働くという選択をして今に至ります。(こんなこと書いて大丈夫そ…?)だからこそ、せっかく働くなら自分が好きなこと、やりたいことがいい!という考えがブレずに根底にあります。

エンタメの仕事がいい、できれば映画に関わりたい

映画・舞台・漫画・ゲーム、広くエンタメが好きで、とくに映画は、大学の専攻もサークルもそれを選ぶくらい、ハマっていました。「就職」となった際にも何かエンタメに関わるものに就きたい、としたぼんやりビジョンでしたが、2016年当時はまだ利用者が周りにほとんどいなかった動画配信サービスの会社に運良く入社することができ、映画作品を扱う部署に配属になりました。

担当していたのは大きくふたつ。

  1. 映画作品の権利元と契約交渉を行い、配信権を買い付ける調達業務

  2. サービスサイト内でどのように作品を展開するかを考える編成業務

映画作品の「権利」をひとつとっても、大手の配給会社から、個人で権利を買い付けて国内の上映権・配信権をお持ちの方がいたりと、多様な規模感・作品との関わり方があることを知りました。当たり前だけど、⚪︎クナビに載っている企業だけが「自分の好きと関われる」すべてじゃないことをあらためて感じました。

「権利」といえば、話が少しそれますが、保有している先(契約の窓口)が不明な作品というものが多くあり、それをリスト化しながら地道に権利元を探すという業務をしていたことがありました。

そのひとつに『キル・ビル』(監督:クエンティン・タランティーノ)があったのですが、どこに問い合わせても回答が得られないので、これはもう監督に直接連絡するしかないのでは?という話になり、どこからか繋がって見つけてきた連絡先に連絡をしたことがありました。結局それでもだめだった記憶。懐かしい。

『キル・ビル』© 2003 MIRAMAX FILM CORP. All Rights Reserved
.今は配信でも観られるようになっています!!

横道にそれましたが、そんな地道な業務を重ねる過程で、国内国外問わず、作品の権利を保有している会社が、当たり前ですがめーーーちゃくちゃあることを知ります。そして、やろうと思えば個人でだってできることも学びました。

締切30分前に滑り込みエントリーをして転職

ひとつの作品において、権利、お金の流れ、関わる企業・人、がなんとなく分かってきたかもというタイミングで、X(Twitter)で流れてきた求人が目に留まり、転職することになりました。

締切まで残り30分をきったタイミングで偶然見つけた求人でしたが、超ギリギリ(本当は最後まで項目埋め切れずにフォームを送信した)で申し込み、選考を経て無事入社に至りました。

↑ 当時出ていた求人です。紹介されているお仕事事例がめちゃくちゃ楽しそうでワクワクしました。未経験での応募もOKだったので、イベント運営もプロデューサー業も未経験でしたが飛び込みました。

エンタメ作品の展覧会企画やサイトディレクション、出版社主催のスクール事業の運営、本づくり、webメディアの企画・進行など、一流の企業・クリエイターの方々と、おもしろいことをたくさん経験させてもらいました。

入社当時は社員が7名で、「エンタメ 会社」で調べても検索には出てこないような小さな会社でしたが、多くのファンを抱えるIPや企業とのプロジェクトに上流から関わることができ、とても刺激的でした。

たくさんのおもろい仕事をしたのですが、自社企画として立ち上げたPodcasterによるマーケットイベントは、3,000人の来場者となる大規模なイベントになりました。

出店者、会場、協賛企業とのやりとりや、会場内の装飾、サイト、グッズ、パンフレットの制作、当日の企画運営など、やるべきことが山ほどあり、プロジェクトの進行役としては反省点ばかりでしたが、なんとかかたちにできたことは自分のなかで自信に繋がっているように感じます。

(ちなみに、次回はちょうど12/16(土)開催!今年は主催の体制を変え、より大きく生まれ変わりました。どんどん大きくなっていてすごい。)

コロナ禍を経て音声コンテンツの需要が高まり、Podcastが文化として興隆してきているタイミングでの開催だったこともあり、参加者であるPodcaster、その番組のリスナーともに熱量が高く、声で繋がった人たちがリアルで出会うという体験で、会場内が経験したことのないアツさ?あたたかさ?でみちみちているすごい現場に立ち会いました。

それまでラジオとの違いもよく分かっていなかった「Podcast」で、こんなにも熱量が高いイベントを作れたことにワクワクすると同時に、まだまだ収益化の基盤が整っておらず、多くのリスナーを抱えているのに、それだけで食べていくのは難しいPodcasterの現状も少しだけ垣間見え、これだけ盛り上がっているのだから、もっとクリエイターに価値還元されるべきだよな、といったことを考えるきっかけにもなりました。(←これ、Gaudiy入社の伏線です…。ようやく。)

これまでの点が線となり、Gaudiyに入社

とあるPodcastを聞いていた際、その番組が、ファンコミュニティを「DAO」的に運営しているという話をしており、そこではじめてWeb3という言葉を知ることになります。

一部の大企業に依存し価値が偏るのではなく、クリエイターも、彼らに力を貰っているファンたちも、一緒に稼いで、それでまた活動していこうよ、という思想がとても良いなと思いました。1社目在籍時に、毎月のレポートを眺めながら感じていた、「このお金が、クリエイターに還元されるときにはどこまで小さくなっているんだろう?」というモヤに対する答えもここにあるように感じました。

そこからWeb3について興味が湧き、色々と記事を読むなかで、Gaudiyの代表・石川さんのnoteに辿り着きました。

まさにPodcastで聞いた内容と同じようなことを「ファンとともに時代を進める」をビジョンに掲げて事業としている会社があると知り、すぐにカジュアル面談を申し込みました。

あれよあれよと入社にいたり、冒頭にも書いた通り、今はGaudiyのファン作りをミッションに働いています。

実際に働いてみて感じていること

「ファン国家」を作るという、一見無謀にも思えるビジョンですが、会社全体がこの大きな山を登るために同じ方向を向いている感覚をとても心地よく感じています。がむしゃらに突き進むことを馬鹿にする人はおらず、自分はそこにどんな力を加えられるかを真剣に考えている人が集まっている組織です。

私個人のHR / PRの業務については、正直まだまだすぎる!というのが正直なところで、プロフェッショナルが揃うチームの中で、これまで異職種で働いてきたわたしがどう貢献できるかを悩みながら、できることを模索しています。(苦戦しているところまでを書いていたら超大作になりすぎたので割愛します👐)

ゼロから学ぶことが多い中でも、これまでの知見を活かせているかも?と感じる場面もあり、クライアントであるエンタメIP企業と直接プロジェクトを進めた際には、サイトディレクションやステークホルダーとのやりとりなど、自分ではただ「出来ていたこと」だったけれど、それはスキルとして強みがあると言ってもらえたことは、自身の気付きにもなりました。

IPと一緒に採用活動をするという、これまでにない試みにチャレンジできた、とてもワクワクする体験でした。既存の枠組みに囚われないファン作り施策にこれからもチャレンジしていきたいです。

まとめ

さて、冒頭に書いた私の「働く」の軸、「せっかくなら自分が好きなこと、やりたいことがいい!」についてですが、Gaudiyと出会ったことで、この視座が少し上がった感覚があります。

これまでは「好きなことをやりたい」だったのが、「好きなことをこれからも好きでいるための構造をつくりたい。そのためにできることをやりたい。」に、変化してきました。

先々のことを見据えたキャリアって、もちろん大事な面もあることは理解しつつ、生きているのは今なんだから考えるのムズイのでは?と個人的には思ったりします。

「やりたいこと」は、最初はぼんやりしていても、点が線になって解像度が上がるときがくるだろうし、「得意なこと」は、いろいろ挑戦したなかで、実は人よりうまくできることだった、と気づく場面があるだろうし。いずれも、働きながら見つけるという手もあるんじゃないかなと感じます。

おもしろそうなことにアンテナをはって、これかも!と思ったときに飛び込んでみる、それを積み重ねていたら、そんなことに気づくことができました。「できることならお家でぬくぬく過ごしていたい」、そんな私の、これまでと、(ちょっとした)これからでした。

Gaudiyに興味をお持ちいただいた方がいたら、ぜひカジュアルにお話しませんか?
もちろん、この記事で書いたことについての質問でも、あなたの好きなエンタメについてでも、ぜひ気軽な雑談のつもりでお申し込みください。

今すぐにでも応募したい!もっとGaudiyのことが知りたい!という方がいれば、下記採用サイトをご覧ください。たくさん情報が載っています。

以上で、入社エントリはおしまいです。Gaudiyには濃いキャリアを歩んできたおもしろい人たちがたくさんいるので、薄味エントリだったことと思います。変な会社だけど「ふつうそうな人もいる」ということだけ覚えて帰ってください!最後までお読みいただきありがとうございました!

#入社エントリ #エンタメ #Gaudiy  

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