10作品書けばデビューできるらしいと聞いて3作目ができた｜振り返りメモ
長編を10作品100万字書けばデビューできるらしい。
そんな言葉を信じて公募勢になり二年目の南木です。
先日、自身3作目の長編小説を書き上げたので進捗30％になりました。電撃大賞に応募して一息ついている所なので、この機会に今まで書いた作品の振り返りをしたいと思います。
作品①：高校野球・友情・家族愛
執筆期間：2023.06～2023.08
私が初めて書いた長編小説です。ラノベではなくエンタメ小説。
第15回小説野性時代新人賞に応募して、一次落ちで帰ってきました。無念。
Twitterやnoteでも度々書いているのですが、野球が好きなのでテーマの一つとして盛り込みました。メインテーマは友情と家族愛でした。
作中、主人公が悪いことをするので、もっと読者に気に入って貰えるような描写ができたら良かったかなと思っています。あと野球描写を詳細に入れるかカットするかで、どっち付かずになってしまいました。本当は入れたいのですが、野球好き以外にも読んで欲しい…。想定読者をきっちり決めないといけないですね。
本作は三人称から一人称に改稿してノベル大賞2024に投げましたが、これでダメなら一から書き直したいと思っています。初めての作品だからか、特別思い入れが強いです。
作品②：現代・異能・差別
執筆期間：2023.12～2024.02
ネタだけ考えていてずっと執筆を放棄していたラノベ作品です。
第31回電撃大賞に応募しました。
所謂、現代ファンタジー。
ファンタジー設定を考えるのが苦手な私にとって、取っつきやすいジャンルでした。あと日本を舞台にしているので、ネーミングが比較的楽。
本作は差別や偏見のある世界で強く生きる主人公を書きたかったので考えた話です。主人公は肉体的には決して強くはないのですが、心優しく強い子にしたつもりです。ヒロインはバチバチにイラストがつくことを意識してデザインしました。強めの女の子でお気に入り。
悪役の背景や変わりゆく姿がもう少し描写できたら良かったなと少しだけ心残り。
作品③：ファンタジー・輪廻
執筆期間：2024.02～2024.03
勢いで書き始めて四苦八苦しながら完成させた作品です。
第31回電撃大賞に応募しました。
初の異世界ファンタジー。頑張って世界観を考えたりしました。
話の内容としては輪廻を繰り返しながら幸せになっていく系です。女主人公で恋愛要素もあり、女性向けの仕上がりになりました。
輪廻系の作品はやはり難しいです。同じことをやりすぎるとクドいし、あっさりしすぎると輪廻の重みがなくなるし…。今回はプロットがかなり雑で、勢いで始めたばっかりに大変なことになりました。次、ネタを思いついた時はきっちりプロット立ててから書きます。
次に書きたいもの
高校野球・青春・恋愛
ファンタジー・少女・成長
作品に昇華しそうなメモは上記の二つです。
上の高校野球モノは怪我をして大会に出られなくなった子を主人公にするつもりなので、メインは学園恋愛になりそうです。多分。こっちは作品①よりは野球描写を控えめに、青春っぽさを押し出す感じでいきたい。
下のファンタジーは、主人公の女の子が旅を通して成長していく話です。王道の内容で、綺麗な雰囲気にしたいです。アクティブな冒険というよりは、雰囲気のある世界でキラキラを集める感じ。美しい！っていう感じの作品を書きたい。
どっちを先に書くか迷うので、とりあえず両方プロットを作ってみてから考えます。
まとめ
進捗30％と初めに書きましたが、いざ振り返ってみると5％という感覚。
文章が上手くなった実感はないのですが、この3作を書いたことで確実に執筆体力はついたと思います（最初は短編しか書けなかった）
今の感覚としては、このままあと7作書いても別に上手くならないよな…と。
何というか、手癖で落書きを量産しているだけのような気がするのです。お絵描きに関してはそれで良いと思っているのですが、文章は上手くなりたい。
というわけで、以下が次の目標です。
勉強した創作論を作品に反映させる
一文ずつブラッシュアップする
創作論に関する本は何冊か読んでいるのですが、イマイチ作品に生かせている気がしません。なので、頭でっかちじゃなくて実際にできるようになろうという試みです。
今まで、想定読者：自分だったのですが、そういう所から変えていきたい。
ブラッシュアップは手癖（80％くらい）で書いていた文章を100％でという意識で。
類語辞典を何冊か所持しているのですが、上手く活用できていないのでフル活用したい。結局、覚えた語彙も使わなくちゃ定着しないですもんね。
今まで執筆にだいたい二ヶ月くらいかかっていたのですが、次の作品はもう少し時間が取れたら良いなと思っています。
9末のガガガに応募したい欲もあるし、それ以前に完成したら評価シート貰える所に出したい欲もある。
というわけで、次の作品も頑張りたいと思います。
公募二年生は一次突破するぞ～！
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