読書記録『ほうかごがかり２』

ほうかごがかり2 (電撃文庫)

ほうかごがかり / 甲田学人

『ほうかごがかり』の感想記事

前作の感想です。

感想

前作よりもメルヘンを増した作品。
より不気味さのある仕上がりになっています。
小学校が舞台というのが、より怖いです。前回の記事でも書いたかもしれませんが、学校の怪談世代に刺さるはず。甲田学人先生が編集者の「中高生にしませんか？」という打診を何回も断ったというのは英断だったと思います。
今回の表紙は私の推している菊ちゃん！以下、ネタバレ込みの感想に続きます。

ネタバレなしの感想は、とっても面白かったよ！です。怖いもの好きな人は是非。日常に潜んで脅かす感じがとても良いです。

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以下、ネタバレあり

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ネタバレ込みの感想

菊ちゃーーーーーん！！！！！！！
前回、表紙の真絢ちゃんが犠牲になったことを踏まえて今回の犠牲者かと思っていましたが、どうにか助かった…………いや、助かったのか？
どうあがいても絶望の未来しか待っていないので、どうにか啓くんは菊ちゃんを助けて欲しい。そう思いつつ、甲田学人先生なら助からないんだろうなぁと思っています。
あと留希くん……女の子っぽくて可愛いと思っててごめんなさい。留希くんは明確に虐待されてて、学校でも虐められてて可哀想すぎました。いつもなら可哀想は可愛いと思えるのですが流石に……。そのせいで怪異がより影響力を増してくるのですが……留希くんを責められないよ。
でも惺くーーーーん！！！！未来の眼鏡イケメンが！！！！！！！
これ、助かるのかな……３巻が気になりすぎます。これで３巻の表紙が惺くんとかになったら泣きます。