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崖から落ちて行った憑き物

私は、全てを認めたい。
全ての存在を認めたい。
私は、全てのものに良し悪しを付けたくない。
全てのものは、ただそうである。
と思いたい。
個人的主観の好みで、良し悪しは発生するけれど

そう願っている私に取り憑いているものがあった。
肌を悪くする、体を悪くする、と教え込まれて来たものだ。ステロイド、糖質、グルテン…  肌を良くする、と聞いて来たものも。プロテイン、MCTオイル、エゴマ油、亜麻仁油…

昨日、数年間気になっていた少し遠方のアトピー治療の整体院へ訪れた。私のアトピーではなく、息子のアトピー治療のために、私が整体の施術を受けに行ったのだ。何故数年行かなかったかと言うと、施術料が高いからだ。躊躇に躊躇を重ね、また、その整体院が提供するとされる「安心」とは、そんなにお金かけてしか手に入れられないものなのか?「安心」て、もっと簡単に手に入らないもんかな?という疑問もあったので。ただ、安心することでアトピーは治って行くという考え方がとても本質をついているように見えて、気になっていた。そうこうしてるうちに最近、息子のアトピーがとても酷くなったので、覚悟が決まった。ちなみに、今までで一番お金の無い時期である。
だけど、ずっと気になってたので、行くと決まったら、とてもワクワクした。どんな施術なのか、どんな話なのか、どんな先生なのか。

先生の本気の話は、内容が盛り沢山だった。
終わった後、ノートに感想を書かせてもらったが、その時には浮かんで来なかったことが、帰り道にたった一つ、色濃く心のど真ん中に浮かんで来た。

それが、
 悪者を作らなくていい
          
ということだった。

自分の願いとは逆のことを
アトピーを治したいが為に、それが願いとは逆だということにも気付かず抱きしめ続けて、それでも確かに違和感や疑問はあって、でもどうしようもなく手放せないまま大事にして来た。
それが、どれほどに自分のストレスになっていたことか。
私は、その悪者を警戒するように、いつも心の中に短剣を立てていた。縦に真っ直ぐに。
相当取り憑かれてたな…と、剥がれてから分かり、そのことを息子に話し始めた。一番は、どうしようも無い感謝の気持ちを伝えたかった。息子が、自分がアトピーが酷くなって辛い思いをして、身を持って、私にそんなことを教えてくれたんだ、って思ったから。話し始めてから、どんどんどんどん気持ちが連なって、思いが繋がって、最後は「もう、糖質制限のためにMCTオイルを摂るとか、考えたくない。美味しいから摂りたい」と泣きじゃくっていた。話を最後まで聴いてくれた息子に、また感謝した。聴いてくれたから、気持ちがどんどん出て来たから。その話し始めてからの私の状態は、

短剣の両刃がボロボロと崩れ、古びた城壁のように私の外側に立てていたくたびれた囲いがポロポロパラパラボロボロガタガタと剥がれ崩れ落ち、崖の下へ真っ逆さまに落ちて行くようだった。

こんなに大きかったストレス。
こんな母が家庭の中心にいたのでは、子供たちが安心できるわけがない。
私が施術を受ける意味が、はっきりとわかった。

悪者を作らなくていい

これだけで、私は 安心した。

世界がガラッと変わった。
やっと自分の望んでた世界に立てた。

あぁ、この見え方が続きますように。
私の癖が、邪魔しませんように。
恒常性が働きませんように。

この世のもの、すべてに、それを作った人の想いがある。

(あ… 癖も、恒常性も、なるようにしとけばいいんだね… 一時間後の追記☺️)

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話を聴いてもらうと、
自分が生きます。繋がります。
込み上げる気持ち、行き場のない気持ち、
私が、最後まで聴きます。
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