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なぜ年間フィー契約が”顧客中心のFPサービス”になるのか?

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。

こちらの記事でRIAビジネスモデルは「顧客の資産残高に応じたフィーを受けとるので『顧客中心主義』と評されます。」とお伝えしました。

このnoteでは、なぜ年間フィー契約が ”顧客中心のFPサービス” につながるのかを検証します。

アドバイス報酬(フィー)の計算方法

図中のアドバイザー=RIAです。今回は、個人(顧客)が支払うアドバイス報酬(フィー)に注目していきます。

顧客にアドバイスするアドバイザーとしてRIAがいて、顧客の資産はシュワブなどのカストディアンが預かっています。カストディアンが証券会社として取引をするので証券の売買手数料はRIAには入らず、カストディアンに入ります。
RIAはアドバイスの対価として預かり資産に応じたアドバイス報酬、フィーを受け取ります。ETFなど金融商品の売買指示は、RIAがカストディアンのシステムを通して行うので、顧客が発注することはありません。
つまり、顧客からみると資産の入出金をするのはカストディアンで、顧問契約に従ってフィーを払うのはRIAとなります。

フィーを計算してみましょう。

例えば、預り資産 5000万円でスタートしたとすると、初年度のフィーは、5000万円×1%=50万円/年となります。

預り資産が増えたケース
マーケット環境に恵まれて1年後の預り資産が5500万円に増えていた場合の次年度フィーは、5500万円×1%=55万円/年となり、

預り資産が減ったケース
マーケット環境に恵まれず1年後の預り資産が4500万円に減った場合の次年度フィーは、4500万円×1%=45万円/年となります。

このように、運用の結果がRIAのアドバイス報酬(フィー)に反映されるからこそ、顧客と同じ目線でゴールを目指していけるのです。

パートナーとして信頼関係を築く

そもそも、RIAビジネスモデルでは1回限りの商談は目的ではなく、始めからパートナーとしての長期的な信頼関係を築くことを目指します。

だからこそ、夢や希望、理想を聴きながら将来のゴールを設定し、そのゴールに向かってのポートフォリオを組み、リスク分散することで相場に一喜一憂しない運用を続けることが出来るのです。

長期投資で成果を上げるためには、継続的にかかるコストを抑えることが重要です。一時的な相場変動が起こるような局面で、顧客に納得・安心してもらえる説明を行い、コストアップにつながる無駄な回転売買を回避するのもRIAに求められる重要な役割りなのです。

ライフブックの料金体系

このnoteでは、わかりやすく 預り資産=運用資産とし、資産運用に特化したFP事務所で比較的多く採用されている1%のアドバイスフィーで計算しましたが、私たちのライフブックは基準となる資産と料率が異なりますので最後にご案内したいと思います。

ライフブックは、資産運用のみならず6つの分野を包括的にサポートしたオーダーメイドのプランを作成し、継続してフォローを続けていくサービスです。そのため、運用残高ではなく、バランスシートの保有資産をもとにフィーを算出しています。たとえば所有不動産(固定資産税評価額)も資産残高に含めることになるということです。

年間アドバイザリーフィーは保有資産の0.3%相当額。最低料金は年間6万円ですので、ひと月当たり5000円~このトータルマネーコンサルティングサービスをご利用いただけることになります。

また、オプションとして相続プランニングや、遺産整理・法人経営サポート、事業承継や家族信託、投資用不動産経営サポートなどもご提供いたします。オプションつきの年間アドバイザリーフィーは、保有資産の0.45%相当額となり、こちらの最低料金は初年度年間20万円となっています。

お問い合わせだけで料金が発生することはもちろんありませんし、概算フィー額もきちんとお伝えしますので、どうぞご安心ください。

”ライフブック”は一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面の悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする日本で唯一のサービスです。

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