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わたしの筋腫ちゃん⑧(後編)

《注意》こちらは私自身の疾患やその周辺症状の話、個人の感想や意見を多分に含んだ内容となっておりますのであしからず。

はいこちらは後編なので前編を読んでから来てね!

さて手術はじめるよー点滴に麻酔入るからすぐ眠くなるよーと言われた私が「はははそんなこと言われましても以下略」と思って1秒。

寝てたね!!何の夢も見ず!!

あれ?おへや戻ってるね?え?もしかして手術終わったの?そして腰は痛くないね!!おなかは痛いけど!!というのが実感でした。

どうやって病室に戻ってどうやってベッドに移されたのか、いつの間に病衣から前開きの寝巻&産褥ショーツに着替えたのかもわかりませんでしたが私の名を呼ぶ夫の心配そうな声がする。がものすごくノドが痛くて返答できない。

夫「卵巣は残ってるって!ふたつとも残ってるからね!卵巣!!」

はいそうですかどうもありがとう。てか声デカイなキミ。(失礼)

それにしてもノド痛い暑いおなか痛いそして暑い…!!

後に少し調べたところ術後はものすごく寒くなるかものすごく暑くなるかの2極化がみられるようでして私は完全に後者でした。

汗びっしょりで体中にいろんなモノが付いてて身動きとれないし眼鏡もないからほぼ何も見えず不快極まりない。(ちなみに体中に付いていたいろんなモノとは酸素マスク心電図モニタ血中酸素飽和度を測るやつ点滴尿管フットポンプと後に判明)

あまりの不快さにこの辺から翌日夫が面会に来るまで記憶が非常に曖昧なので夫の証言をまじえてお送りします。

まず病室で待機中の夫のもとへ14時頃に先生(執刀医で主治医)がやってきて見たくもない(夫談)取ったものを見せられ、卵巣はふたつとも残っていることを聞いたとのこと。(そういえば大丈夫だと思うけど手術中にこりゃダメだわと思ったら卵巣も取るからねと術式説明のときに言われていたんだった…)

そして14時半に私が病室に戻り血圧が高いので暗くしますと電気を消され(これが後々まで続く『今はいったい何時なんだ問題』に余計に拍車がかかった気がする…)その後はほぼ10分後〜15分後〜30分後と血圧と脈拍のチェックをされる。(多分点滴の追加や交換もあったと思う)

16時過ぎに先生が病室に来て「うん順調順調、明日は頑張って動いてヨ☆」と言ってすぐ去っていったそうですが夫はそれを聞いて

「順調!?これで順調なの!?」

と思ったそうです。私は記憶に無い。なんかすみません。

17時近くなり血圧はおちつくがやや頻脈とのこと。夫は帰ってイイよと看護師さんに言われ帰宅。このときだけ私は夫にいや帰るんかい!と心の中で叫んだのを覚えております。

その夜は主に暑さと腹痛との闘いが熾烈を極め。強めの生理痛のような痛みがありおかしいなあもう子宮は無いのになあと思ったり。

あとフットポンプ!!ひと晩中定期的に加圧と除圧を繰り返す両膝下から足先までのフットポンプが邪魔で邪魔で結局一睡もできず。

あと点滴の追加や交換のたびに氏名を聞かれるのが意外とうっとおしくて(なにしろ挿管の影響でひたすらノドが痛い)出血の状態を確認されるのが少し恥ずかしかったことを覚えております。(ただ産褥ショーツはこのとき本当にラクだった)

さあ地獄の一夜を乗り越え明日は来るのか!?
かみんぐすーん。

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