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私の筋腫ちゃん【番外編】

はてさてふと気がつくと術後2年が過ぎ年が明けてだいぶ経ってしまいました。忘れたころに更新される筋腫ちゃん。

と、いうことで(?)おまたせしました今回は番外編。

私の子宮筋腫発覚から手術を考えはじめた頃、そして入院前に読んでいた本…というかまんがというかコミックエッセイ!について少し語ってみたいと思います。そうです写真の本棚のほぼ中央の5冊。ああ知ってるわコレ読んだことあるわというかたもなにそれ読んだことないしというかたもどうぞよろしくおつきあいくださいませ。



まずは私の筋腫ちゃんが発覚した頃に読んだこちらの本からご紹介いたしましょう。

井上きみどり著『オンナの病気をお話ししましょ。』

1と2が出ていますが(正確には2冊目にはタイトルに“もっと”が付いています)1冊めの冒頭から著者自身の子宮筋腫の手術のお話しが載っています。しかも腹腔鏡…これは読むしかないよね!もちろん専門医の監修付きでほかのお話しも綿密であろう取材に基づいた女性特有のあらゆる病気について完全網羅されているので女性だけでなく男性にもぜひ一読していただきたい2冊でございます。

ちなみに私は著者の代表作にして爆笑&時にしんみり涙するコミックエッセイ『子供なんか大キライ!』を愛読しておりましたのでおなじみの作風もあいまってこの本は気負わずとてもラクに読めました。


さてお次は手術及び入院を考えはじめた頃に読んでいたこの本をご紹介いたします。

藤河るり著『元気になるシカ!』

こちらも1と2が出ておりまして、2が出ていたのを知ったのは退院してしばらく経ったころでした。
副題が“アラフォーひとり暮らし、告知されました”とあり、著者ご本人の卵巣嚢腫からの卵巣がん発覚、告知、手術、抗がん剤治療そして仕事復帰…と非常に重い内容でありながらも著者の自画像でもあるシカのキャラクターがとっっても可愛くて楽しく読める(でもやはりほろりと泣ける場面もある)2冊でした。

私とは病名も入院期間も違えど作中の“お役立ち入院グッズランキング”は入院前にとても参考になりましたしなにより私が大好きな台湾の話題が折りに触れ出てくるのでいっそう楽しく読めた2冊でございました。
ちなみに著者の本業はBLまんが家であるそうでして、機会をみつけてぜひ!そちらも読んでみたいと思った次第でございます。


そして最後に入院が決まった頃に読んでいた本をご紹介。

得能史子著『子宮、応答せよ』

前の2冊(正確には4冊)は書店で見付けた物でしたがこちらは“子宮筋腫 手術”でネット検索して購入した本でした。もちろん漫画家さんですが私は他の作品を読んだことがありませんでした。

こちらは子宮がん検診からの筋腫発覚、入院開腹手術そしてその後までを綴った著者ご本人の体験談となっておりまして、なんといってもご主人の“ペリーさん”(ニュージーランドのかただそうです)のたたずまいがユーモラスでたいそう可愛らしくてほほえましいのです。
それでいてその夫婦愛にやはりほろりと涙がさそわれる1冊です。

そして特筆すべきなのはカバー裏!かなり楽しいことになっていることに私はつい最近気が付きました。


今回ご紹介した3作品5冊は比較的入手しやすいと思うので、少しでも興味を持ってくださったかたは是非とも検索をかけてみてくださいませ。

それでは、筋腫ちゃんシリーズはこれで秘匿喜利…いやひとくぎりかな?

また、機会がありましたら。


個人的には今回の写真、おすすめの5冊が『IN THESE WORDS』と『エロスの種子』に挟まれているのがとても気に入っております。この2作品はまんがでありながら文学作品であると私は思っているので…(向田邦子のエッセイもエプロンメモもとても好きですが)

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