ネットとリアル店舗の一番の違いは、集客の難しさ
<このnoteについて>
このnote「Web1年生の教科書」は、Webに携わることになった「1年生」に捧げます。
・Web業界に飛び込んだ新入社員
・Web集客について勉強しだした経営者、マーケティング担当者
・ブログやWebサイトの運営をしだした個人
私がWeb業界に就職したばかりの頃に知りたかった内容を、一つずつ書いていきます。
Webに携わって1年目の人に読んでもらいたい。本質的で理解したらずっと使える、武器になる情報をまとめました。
・本質的である
・勉強法が分かる
・今すぐ使える知識がある
<筆者について>
Web業界に就職して5年目のWebマーケター、編集者。自分が新卒のときに知りたかったことを書いていきます。
ネットとリアルの店舗の一番の違いは、集客の難しさ
私が今まで感じたネットとリアル店舗の一番の違いは、集客の難しさです。
もちろんリアル店舗(飲食店や小売店)も、集客ができなければビジネスとして成り立ちません。
でももし車通りの多い国道にラーメン店を開業すれば、通りかかった人が来てくれる可能性がありますよね?
Webではただサイトを作っただけでは、サイトにたどりつく道が何もありません。立派なホームページを作っても、誰も来てくれないのです。
ここがネットとリアル店舗の一番の違いです。
リアル店舗はすでにある道を利用できますが、ネットは自力で道を作らなければなりません。
<飲食店などのリアル店舗>
・人通りの多い場所にお店を開けば、来てもらえる可能性がある。
<ネットで作成したホームページ>
・つくっただけではURLを打ち込む以外、辿り着く方法はありません。
・作成したホームページを見てもらうために、Web上でさまざまな施策を試す必要があります。
→そのためWeb上の集客にみんな困ります。Webでのマーケティングを専門に支援している企業もたくさんあります。
まずはホームページを作っただけでは、誰にも見てもらえないことを理解しましょう。
どんなにかっこいいデザインのサイトを作っても、「道」を意識して作らなければ誰にも見てもらえません。
Webで企業を知るきっかけは、SNSか検索
次はWeb上で企業を知るきっかけを考えてみましょう。
今回はTwitterなどの「SNS」と、Googleなどの「検索」の2つについて考えてみます。
大きな違いとしては、
・検索は特定の目的を持った人にアプローチ
・SNSは広く浅くアプローチ
になっています。詳しく見ていきましょう。
【GoogleやYahooなどの検索】
みなさんもランチやお店を調べるときに、GoogleやYahooを使って「新宿 ラーメン」などと検索することがありますよね?
検索をする人は何か特定の目的を持って、調べ物をしています。
例)「新宿 ラーメン」と検索している人は、たいてい今すぐ新宿のラーメン店に行きたい人。
もしあなたが新宿でラーメン店を営業しているならば、検索して1位に自社サイトが表示されたら、お客さんに知ってもらえる機会になります。
→検索ではいわゆる「今すぐ客」にアプローチできるため、ビジネスにおいては非常に重視されています。
【TwitterなどのSNS】
TwitterやInstagramを見て、「このお店に行ってみたい!」「これ欲しい!」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか?
Twitterには拡散性があり、うまくいけば何万人にも自分の投稿を見てもらえる可能性があります。
ただSNSは暇つぶしで見ている人も多く、必ずしも自社の商品に興味を持ってもらえるとは限りません。
拡散されても、購入には至らないケースも多いです。
まずは目的がはっきりしている「検索」への対策を
Web集客をしたいクライアントから、よく「何からやればいいですか?」と聞かれます。
まずは購入の可能性が高い「検索」への対策から始めることをおすすめしています。
検索は「今すぐ客」にアプローチできる可能性が高く、ビジネスにおいては優先順位を上げて取り組むべきでしょう。
検索結果でアプローチするには、リスティング広告と自然検索がある
GoogleやYahooなどの検索で見込み顧客にアプローチするには、2つの方法があります。
・広告を出稿する(リスティング広告)
・検索結果に上位に表示される対策をする(自然検索)
Googleなどの検索結果には、「広告枠」と「検索結果」が分かれていますね。
<リスティング広告>
自然検索の上に表示される広告。枠には「広告」と書かれている。
メリット:出稿しようと思えば、最短翌日から出稿可能
デメリット:ユーザーが「広告」と分かっているので、クリック率が低い。掲載にお金がかかる
<自然検索>
オーガニックともいう。広告ではない検索結果。Googleのアルゴリズムによって、検索しているユーザーにとって適切なコンテンツが表示されるようになっています。
メリット:クリック率が高い。コンテンツを公開するのにはお金かからない。
デメリット:Googleのアルゴリズムによって掲載順位が決まるので、すぐに順位が上がるわけではない。
自然検索で上位に表示されるように対策することを、Web業界では「SEO対策」(Search Engine Optimization)と呼んでいます。
SEO対策には最低でも半年ほどの時間がかかります。そのためSEO対策とリスティング広告を併用して対策するのをおすすめしています。
次回はSEO対策の基本の考えをお伝えします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!マーケター・編集者のナミ でした。
▼SEO対策サービス「SEO Learning」を提供しています。
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