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願いを叶えるには「先に与える」の本当の意味

「願いを叶えるには人に先に与える」
これはスピリチュアルの本や起業で成功した方の
著書に書かれていることが多いトピックです。

この概念に触れた当初、本当の意味が分かっていませんでした。
私の解釈はこうです。
先にものを買ってお店や企業にお金を落とすと
循環して大きくなって自分のところに巡ってくるからお金が増える。
または、
自分が先に他者の望むことをすると、
感謝されて別の形になって自分に返ってくる。

それも一つの正解だと思います。

また、もうひとつの解釈は、
お金を使うことによって自分の使えるお金の枠が成長して
結果的に大きなお金を回せる器になるから
お金がさらに巡ってくる。
または、
自分の情報や価値を先に提供すると、
必要な情報が集まってくるから成長が加速して夢が叶う。

これも正解だと思います。

ですが、私が最近体験したことから得たことはもっと簡単なことでした。

具体的には、
コンペなどに20件以上応募していたのですが、
2ヵ月以上1件も案件を受注できませんでした。
就職活動でいったら、
20件エントリーしてどこからもオファーがないのと同じです。

ところが、あることをしたら2件立て続けに案件が採用されました。
あまりにあっさりと決まったので拍子抜けしました。

これまでどんなに時間をかけて作品を仕上げても、
どんなに努力しても応募先にアピールしても梨の礫でした。
今やっていることが自分に向いてないのかな、
そもそもやっていることの方向性は合っているのかな、
と思いかけていました。

そのとき思い出したのが「先に与える」という言葉。
同じ言葉をこれまで見てきた人とは別の人は
どのように言っているのだろうと思い、
とある女性経営者のYouTubeを見ました。

すると、目から鱗な視点がザクザク。
自分に足りなかったことは自己開示ということが分かりました。
自己開示することも先に相手に与えるということですよね。
すぐに自分のプロフィールを充実させ、作品をアップ。
ネット上に載っていない情報は、無いことと一緒。
つまり、存在しないのと一緒。

出来栄えに満足できなくても、
下手くそでも先に自己開示をしようと思いました。
すると、あれほど苦戦していた案件があっさり決まりました。

仕事を依頼しようと思った相手がいても
私のひととなりが分からなければ
どの程度のものを仕上げてくれるか分かりません。
だから、永遠にマッチングすることができない。
こんな簡単なことでさえ、渦中にいると忘れていたり、
目の前のタスクを優先させて気づくことができませんでした。

自分のしていることを見直すと、
目の前のタスクは単なる作業であることが多くて
本当に叶えたいことは案件が採用されること。
作業をして今日もやったぞ!と一定の達成感を得ていても
何も変わっていなかった。

本当にやるべきことは、
作業で得た成果を自分の考えた言葉とともにもっとたくさんの人に開示することでした。

今の私には高い買い物をしてお金を循環させたり、
プロ並みの情報や作品を提供したりすることは難しいかもしれません。

けれど、今の私でもできる情報や価値提供はたくさんあります。
それらをまずは自分の情報とともに開示して、
先に与えようと思えた出来事でした。

先に与えるものを勘違いしていたので、
このようなことが起こったのですね。

もちろん、場面場面で何を与えるかは変わってきます。
深堀りして俯瞰して見なければ、方向性がずれてしまいます。
方向性のずれは、結果の出ない努力の期間を延長させ、
モチベーションや体力を奪っていきます。
私もこの波にのまれかけていた一人でした。

皆さんも上手く結果が出ないときは、
先に与えるものが正しいのか立ち止まって考える癖をつけましょう。

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