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【PJCS day2進出】社会人が1年間本気で競技ポケカに挑戦した記録

こんにちは。
大阪を活動拠点とし、ポケモンカードをやっています。
チームしょうりのほしとガリョウテンセイに所属している、わかと申します。

2021年10月からポケモンカードを開始し、
2022シーズンは自主大会やシティリーグの終盤に参加。

2023シーズンは周りの環境に感化され、また昨年のオフシーズンから実力が付いてきたと感じ、力試しを目一杯にしたいと考え、競技プレイヤーとして本格的に約1年間活動しました。
最終的にはPJCS 2023 day2まで進出するものの、あと数歩足らずでWCS2023の出場権利を逃してしまいました。

今シーズンの振り返り、来シーズンに向けた意気込み等を気持ちが熱いうちにここに綴ろうと思います。
同じ境遇の社会人も多いと思いますので、少しでも共感できる点があれば嬉しいです😊

1.今期目標の設定

競技ポケカ1年目は
・シティリーグ優勝
・JCS優先権獲得
この2つを目標に取り組みました。
結果両方とも達成しました。

2.今シーズンの成績

◆ シティリーグ

シティリーグは全て出場し、その全てトーナメントに進出しました。
内訳はベスト8が2回、ベスト4が1回、優勝が1回です。
予選の勝率は約8割でした。トナメの勝率は5割弱でした()
※使ったデッキが気になる方は、以下noteの前半部分を参照ください。

昨シーズンのシティリーグは3-2がベストだったため、ここまでの成績を残せると思ってませんでした。

シティリーグに関しての今の印象は、参加者のレベルにバラツキがあるため、トーナメント進出が強者のバロメーターと言うには難しい部分があると感じてます。またトーナメントシーンで発生する事故を乗り越えなければ優勝できないため、運の要素も強いと感じています。

ただ、コンスタントに結果を残せたことは評価してます。

◆ CL

昨年度から抽選運がなく、4月の宮城CLで初当選しました。
しかし、勤務先の年度末の業務に追われ、自主大会に出る時間がまともに作れず、日中の調整も十分に出来なかったため、お相手の事故依存&机上でパワーが高そうなデッキ(逃げデッキ)を使用しました。結果こちらが事故り2-3で終了。同日にチームメンバーが出場しday2に行ってくれたお陰で遠征の意味を見出せました。応援に全振りした記憶しかありません。

ここでPJCSではこんな事が起きないように、
悔いのない調整をしようと心に決めました。

◆ PJCS

シティリーグで結果を残すことが出来たので、
トレリ抜きでCSPが200に到達。
滑り込みセーフでCSPが200位圏内(優先出場枠)に入りました。(JCS抽選の時に150位くらい?)

宮城の雪辱を晴らすべく、逃げデッキではなく、今シーズン総じて好成績だったロストデッキを選択しました。
プレイスタイルや上振れ下振れのリスクヘッジをとって、ヌメルゴンとの組み合わせを選択。素晴らしい参考文献と調整時間をしっかり取れたお陰で、day1を突破することが出来ました。(day2はチェレンまみれでバキバキに心が折れました。)

今の気持ちとしては、もっとday2も戦えたなと。世界に行ける可能性をより感じることが出来たなと。このシーズンで一番悔しい大会になりました。

また参加者のレベルと1戦1戦の重みが1年間の集大成とだけあって桁違いに高く、レベルが何段階も抜けているなと感じました。来シーズンもday2の雰囲気を味わいたいです。最高の空間でした。

◆ 総括

期初の目標は到達したものの、競技シーンで結果を残すにつれ、ありがたいことに世界大会出場経験者を含む強者との関りが増えていき、世界大会への憧れが強くなったシーズンになりました。来シーズンの部分でも記載しますが、世界大会を目標に活動をしても恥ずかしくない実力と実績が付いてきたと思います。

◆ 番外編(自主大会)

自主大会には月1~2くらいの頻度で参加しました。
今シーズンは後半ロストでのトーナメント進出率が高く、前半はルギアが1番進出率が高かったです。
2022シーズンはとにかく参加することが目的でしたが、私生活の変化もあり出場回数が激減したので、ベスト4、8は何度か行ったものの優勝することはできませんでした。
今シーズンは、あくまでシティリーグや公式大会の調整という位置づけで参加しました。

3.常に意識し、取り組んだこと

今シーズンの取り組みにあたって、足りない部分を自己分析し常に改善していきました。どれくらいの人にこのスタイルがアジャストするのかわかりませんが、何かのきっかけになれば幸いです。

◆ Tier1デッキを使用する

1からデッキを作成するのが得意ではなく、シェア率の高い(Tier1)大会入賞デッキの中から気になるものをピックアップし、肌に合うものがあれば数枚チューニングして、自身のデッキとして昇華させる。この流れを常に意識していました。
私生活とのバランスを考え、限られた時間で結果を残すためには、そのスタイルがベストだと現状考えているので、継続していく予定ですが、来シーズンは視野を広げる意味合いも込めてデッキを1から形にできるよう取り組んで行きたいです。

また、ミラーマッチで勝てるようなアーキタイプしか好みません。極端な話高級じゃんけんで先行とったもん勝ちみたいなデッキはあまり好きではないです。
純粋な殴り合いが好きで、特定のメタカードを入れて戦うスタイルも得意ではないので、シンプルに練度を上げて試合に臨んでます。

中途半端なメタデッキやコンセプトデッキには負けないパワーがTier1にはありますし、触ってる人が多いだけあって研究されてる時間も桁違いです。何百時間のエビデンスを基に構成されてます。Tier1で培ったプレイは今後も活きることが多いのでTier1は触れば触る程お得だと思ってます。

◆ デッキリストの言語化

デッキのコンセプトや立ち回りを理解しないまま望んでも立ち回りに一貫性がないため、必ず大会前には1枚1枚の採用理由を言語化することを心掛けました。自身の経験から、保険のカードを多めに入れたり、強そうと言う理由で採用すると安定して勝つことが出来ず、60枚全てを使用する勢いで組まないと勝ち切ることは難しいと考えたため、言語化は大会前にはしっかりできるよう準備していました。

◆ 師匠を見つける

誤った認識や練習方法は効率が悪いと考えているので、初めてのアーキタイプを握る場合はそのデッキの有識者、所謂師匠をまずは身近で見つけることを意識しました。いない場合は初対面の方にDMしてティーチング頂いた事もあります。

誰しも最初は初心者です。当たり前の事を聞いてもいいんです。ただし、最低限の知識は養うようにしましょう。質問はその前提の上で成り立つことが多いと思ってます。
質問の勘所を養うのはnoteを読むでもいいですし、youtubeでなんとなく叩き込むでもいいです。世の中には知識が溢れかえってるので、賄えない部分をお師匠様のお力で補完させて頂いてました。

今シーズン勝率の高かったロストにおいても、昨シーズンは本格的に触っていなかったため、ほぼ0からのスタートでした。大き目の大会入賞者にコンタクトを取った後、ティーチング頂き、そこからベースを作りました。
そのティーチングを受けて、自分のものにするというサイクルを作れたのは大きかったです。

また、noteも気になったものは積極的に購入していました。親身な方が多く採用理由や立ち回りを事細かに沢山教えて頂きました。
時間は有限ですので、有識者のナレッジを数百円である程度養えるのはかなり大きかったです。
有識者(師匠)の方々には感謝しています。

JCSで握るきっかけとなった神の参考文献3選

◆ 山の期待値を上げる

昨シーズンは裏工作主体のデッキをよく使用していたので、縦引きをあまり経験しないまま、Dレギュレーション落ち前後はルギアを触りました。中、終盤不要になったカードはハイパーボールやオーロラエネルギー、クイックボールのコストでトラッシュすることで欲しいカードへのアクセスが手札干渉後も強くなること、山の純度が上がりトップが強くなること、ここら辺のベースをしっかりルギアで養うことが出来ました。
運の要素が強いカードゲームですが、山の期待値を上げた結果引けるなんてことは多々ありますので、まだそこの意識が薄い方は意識すると欲しいカードが引きやすくなるかもしれません。

手札干渉がないDCGで先ドローや期待値の概念を養ってましたが、ポケカには手札干渉があるため、勝つための意識がここでぐんと変わりました。

◆ 運負けの言い訳を減らす

あの時アレが引けたら、相手の運が良いなど、どこをどう頑張ってもカードゲームは運と言う要素が強く絡むため、実績だけで評価しにくいのは実際問題あるなぁと結果を残し始めてから思うようになりました。

上で述べた山の期待値をどんだけ上げても引けない時は引けません。そこへのアプローチをどうするか。どう今後に活かすか。持てる術を常に出すことが大事ですので、引けない時はそう言う日と割り切るだけでなく、引けない時用のアプローチを考えるとか、もっとこの枚数増やせば試行回数上げれたよなとか、別のデッキやったら引けたかもなとか、自身のプレイスタイルを見つめ直すきっかけにもなるので、引けないからと言って運が悪いと一蹴するのは勿体無いと私は常に考えています。

◆ 感想戦を行う

ポケカは一戦あたり25分と気軽に出来るカードゲームではありません。DCGなどはテンポが良く数分で対戦が終了することも多々あります。ポケカは対戦準備から終了までがとても長いので、一戦一戦大事にしたいと考えています。

手の付けようのない事故は、デッキの欠陥以外気にしませんが、デッキの欠陥やプレイを通してされたら嫌なことを対戦後、調整仲間や対戦相手の方から聞くことを常に意識しました。

特に握らないアーキタイプは、机上ではこれが嫌だろうと考えたことも実際はそこまで嫌ではない事が多く、別のアプローチの方が嫌だと言う意見も頂くことができ、その結果同じ要因で負ける事がぐんと減りました。対戦前後のコミュニケーションが好きなので、ここは昨シーズンより深掘りすることにしていました。

4.来シーズンの課題

年間通して、プライベートの時間をポケカにかなり当てたため来シーズンの課題をここに記します。
(変わりたいと言う願望も込めて)

◆ プライベートとのメリハリをつける

ここは凄く個人的な反省になります。
大会前は決まって平日の夜リモートしたり、対面練習、PTCGLをこなしました。
パートナーと共に過ごす時間も必然的に少なくなり、デート中に試合結果を見たり、スマホを触ることが多かったです。
0か100しか出来ない不器用な性格なので、やるからには結果を残したいという気持ちが出過ぎて、真剣に取り組んでると大目に見て貰ってましたが、来シーズンはそこら辺のメリハリをしっかりつけたいなと思います。

◆ 対面毎の整理

試合において、決まった動きが出来なかった場合、割とアドリブで立ち回ることが多いです。day2で当たった耐久アルセウスに関しては別のアプローチを持っていれば結果が変わっていたかもしれないと、対戦相手の方からアドバイスを頂きました。私自身も大会後にシミュレーションしてみましたが、確かに変わった結果が出てたかも知れないと感じることが出来ました。
対面毎にアプローチを整理して、動きに膨らみを持たせて行きたいです。

5.来シーズンの目標

来シーズンはどこまで取り組めるかわかりませんが、今期の実績と経験を活かして、今シーズンに引き続きJCS優先権を目指します。

チームメンバーと一緒に大型大会で勝ちたい!あわよくばWCS行きたい!と言うのが本音です。

より実績と経験を身につけて、今シーズンに引き続き切磋琢磨したいです。

6.最後に

調整仲間や周りの支えが無ければ、個人だけではこの成績は確実に残せませんでした。本当に感謝してます。
JCSも崖からのスタートだったので現地の応援やリプライで沢山パワーを頂きました。ありがとうございます。

WCSへの出場権利を獲得できなかったため、オフシーズンに入ります。年間を通して走り抜いたので、オフシーズンは自主大会の参加を抑えめにして、PTCGLで訛らない程度に遊び、なるべくポケカ以外の時間に当てたいと思います。
8月後半、9月からまたしっかりと再開しようと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

7.PJCSで使用したロストヌメルゴンに関して(有料部分)

6/16追記
有料部分では以下の内容を記載しています。

上記で述べた参考文献がデッキベースの8割を占めてることと対面へのアプローチを書くことがあまり得意でないため、解説は控えさせて頂きます。
参考文献は一部有料のものもございますので、ぜひそちらを購入されてみてください。

ここでは
JCSでday1を8勝2敗で突破した際に使用したロストヌメルゴンのリスト
•PJCSのマッチアップ
特徴的なカードの採用意図
を記載しています。
151、黒炎と環境が移り変わりますが約1ヶ月調整した末のリストになりますので、何卒よろしくお願いします。

ヌメルゴンの記事は特に不要だけれど、8章ではお祝い?お疲れ様?の投げ銭部分として、ポケカとは全く関係ないですが、一緒に暮らしてるわんちゃん🐶の写真を貼っておきます😊
とてもかわいいです😊
写真がもっと見たい方はインスタを教えますので、DM頂けたらと思います。😊👍
おやつ代に当てたいと思います😊😊😊

それではPJCSで使用したヌメルゴンのリストになります。

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