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【全文無料】シティリーグS4優勝ロストリザードン

(4/25追記)
沢山のRT、いいねありがとうございます!
先攻、後攻どちらを取るのか質問を頂く事が多かったので、追記しております。
※あくまで個人の考えです
===

みなさんこんにちは、
大阪でポケモンカードをやっております。わか(@waka20211023)と申します。

4/23に開催されたシティリーグの優勝ツイートが、思ったよりも反響が大きく、質問も多数頂いておりますので、初めてnoteを投稿しようと思いました。
お手柔らかにお願いします。

今回は4/15超スパイクカップにて246人中ベスト16位、4/23シティリーグS4で1位となったロストリザードンに関する記事になります。
※超スパイクカップとは関西の246人規模の自主大会になります。

超スパイクカップからシティリーグS4にかけて、構築が大きく変わりましたので、構築の変化と採用理由にフォーカスを当てていきたいと思います。

CL新潟では、サーナイトやルギア、アルセウスがこのままいくと大半のシェア率を埋めると思いますが、そこそこ戦えるいい構築に収まったのではないかと思います。
少しでも参考なれば幸いです。

1.実績

今年度の公式大会の成績です。
(ある程度カードが出来ると思って頂ければ幸いです。)

■2023年度公式大会
 ・シティリーグS1:ベスト8
 (使用:Dレギュレーションルギア)

 ・シティリーグS2:ベスト4
 (使用:Dレギュレーションルギア)

 ・シティリーグS3:ベスト8
 (使用:ミライドン)

 ※CL宮城    :2-3
 (使用:雪道ミュウ)
 →ありえない事故連発で早々に負けました。

 ・シティリーグS4:優勝
 (使用:ロストリザードン)

 ○トータルCSP:200ポイント
 勝ちきれない苦しい大会が続きました。。

2.デッキ選択に関して

ここからは、デッキ選択について記述していきます。

~4/15超スパイクカップ


クレイバースト、スノーハザードの発売により、ルギアやロスト系統、ミュウ、アルセウスなどの既存のアーキタイプの強化は勿論、新たなデッキも多数登場しました。

握りたいデッキが定まっていなかったため、
以下の理由からロストリザードンを使用するに至りました。

■握った理由
 ・PTCGO、PTCGLで長いこと練習している。扱いには自信がある。
 ・じゃんけんの勝敗があまり影響しない。
  →一貫して後攻を取ります。理由は後述します。
 ・環境に刺さりそうなロストスイーパーの採用が無理なくできる。
  →主にお守り。ヤミラミの早期起動に繋がる。
 ・明確な不利マッチが環境を読んだ時に白ルギアくらい。
  →サナの影響で減少傾向読み。
 ・手札事故率が比較的に少ない。
  →ロストゲッコウガよりもエネが少なく、
   入れ替えやポケギアをその分多く割り当てれる。
 ・肌感覚的に大阪の自主大会はロストが多いからミラーで遊びたい()

先攻・後攻に関して(4/25追記)

先攻・後攻どちらを選択するのでしょうか。
という問い合わせが多いため私の考えを記述します。

初めにも書いた通り、後攻を選択します。
それぞれの考えがありますので、実際に回してみて決めてください。

私が後攻を選択する理由は主に3つあります。

■後攻を選択する理由
・アクロマの実験を1ターンでも多く打ちたい。
  →ポケギアと入れ替え札を多投しているため、
   初手&ドロー(8枚)と花選び2~3回(4~6枚)、
   ポケギア(7枚)で計19~21枚山札を捲ることが
   出来ますので、
   概ねアクロマの実験に触れます。
   アクロマの実験がサイドに行くことも
   勿論ありますので、
   触れないということもありますが、
   隠し札やトレッキングシューズで
   山札を掘っていく、ロストカイオーガより
   後1アクロマを打てる可能性が高いと
   思っています。
   また、初手からアクロマの実験が
   手札にあった場合は、
   VIPパスへのアクセスがしやすく、
   盤石な盤面を形成できます。

・攻撃回数を増やしたい
  →ルチャブルを抜いた兼ね合いで、
   先殴り出来なかったターンが生まれると、
   今の構築では後れを取り返すことが難しく
   ミラーマッチは基本そのままずるずると
   負けてしまいます。

・ロスト10枚にロストスイーパーを絡めず達成させたい
  →ロストスイーパーのバリューがお守り、
   雪道など環境に多いカードを
   雑に剥がせる点が強く、
   中終盤にVIPパスや使用しないマナフィ等を
   ロストすることで山札の純度を上げて、
   ツツジやナンジャモへの耐性を作りたいです。
   花選び6回、アクロマの実験1回、
   ロストスイーパー1回でも
   ロスト10枚達成できますが、
   後半山にスイーパーが
   1枚しかない状況だと、お守り2枚目が剥がせない
   シチュエーションが生まれテンポの遅れに
   繋がります。
   アクロマの実験より打ちたいサポートカードが、
   後半多いため
   序盤はなるべくアクロマの実験で、
   ロストを貯めていきたいです。

ちなみにですが、超スパイクカップからシティリーグS4まで
じゃんけんを16回しましたが、グーしか出していません。
勝った方がデッキばれしそうなので、一生気合の抜けたグーしか出しませんでした。
それでも勝つ試合がありましたが、悩むふりをして後攻を取っていました。

当日使用したリストは以下の通りです。

発売翌日なのに新カード無し

結論今のリストとは大きく異なりますし、先日使用したロストリザードンの方がパワーが高いので、ここでは当時のリストは触れないでおきます。

大会の結果は予選5勝2敗
トーナメントで1勝1敗
ロストミラーマッチやサーナイト、
その他は特に苦戦することなく戦えましたが、
負けたルギア1回、アルセウス系統2回のHP280の高耐久のサイド2ポケモンとサブアタッカーが優秀なデッキに関しては、当時は惜敗と思いましたが、振り返ってみると完敗でした。

明らかにナンジャモ、イキリンコ入りのアルセウスのパワーを感じたので、シェア率が上がると予想し、また今の構築では超えられないと判断。

翌週のシティリーグに向けて、この2デッキを倒せるようなマインドで調整を進めました。

~4/23シティリーグS4

超スパイクカップを終え、調整仲間と様々な案を出し合い試行錯誤しました。
なかなか上記の解決策が思い浮かばず、正直なところロストリザードンを使用するか不安な日々が続きました。
奈良の強いお知り合いから良いミライドンのレシピを頂いたので、最後の最後まで悩みました(前日もしっかり回してました)

ロストリザードンを握るに当たって、アルセウスとルギアに対する私なりの回答は、リザードンを複数回起動して、サイドを早急に取り進めることでした。

超スパイクカップの際、リザードンは1〜2回の起動しか現実的ではありませんでした。
2回は確実に、あわよくば3回目以上も狙えるような構築にすることが出来れば、負けないパワーを持ってると考え、
その方向性でデッキ作りは再スタートしていきます。

一番の転機は、このデッキに対しての釣り竿とミラージュゲート。
その後のマグマの滝壺とクララを絡めた相性の良さに気づいたことです。
普通の人なら思いついていることかもしれませんが、
私にとっては大きな発見でした。

リザードンだから複数枚ミラージュゲートは使わない。
ミラージュゲートは事故要素に繋がる。
リザードンはフィニッシャーとしてしか使わない。

という固定観念にとらわれていたため、この発想が遅れました。

前日の23時まで差し替えるカードを悩んでましたが、以下に記述する複数の理由により迷いがなくなり、自信をもって採用することができました。

結果として、シティリーグはアルセウスとは4回対面し(予選で2回、トーナメントで2回)、3勝。
予選の最終戦に関してはこちらがキュワワーを2ターン置けない下振れを引いたので、早々に投了しました。
(デッキバレ防止を込めての意味合いも少しあります)

ただ、他3回の内、1回はお相手の動きが悪かったこともあり、運で勝ちましたが、残り2回は前回との構築の差で勝つことが出来ました。
安定感が比較的高い点も凄く魅力的だと思っています。

3.採用カードに関して

最終的に持って行った構築は、以下の通りです。

種ポケモンめっちゃ少ない

比較用に前回のリストも置いておきます


前回から新たに採用したカードにフォーカスを当てて、
紹介したいと思います。
60枚の中で大会中不要なカードは無かったです。

かなり熱を入れて採用理由を記載しました。
初心者から上級者までしっかり採用したカードの魅力をお伝えしたいと思ってますので、長文となりますが御了承ください。
新カード以外は概ね世間で出回ってる構築と近いものがあると思いますので、今回は割愛します。

前回は採用して今回見送ったカード、
そもそも練習で没になったカードに関しては、
後ほど理由を記述しておりますので、そちらをご確認ください。

新カード

■新カード
 ●グッズ
・すごい釣り竿(2枚)
  →ミラージュゲートリザードンを4ターン目に
   起動する際に、
   リクルートするためのマスト札になります。

   クララではサポート権利を使用するため、
   ボスやツツジ、アクロマの実験との同時打ちが
   不可能になり、本来したい動きが出来ない
   ターンが生まれてしまいます。
   ※リザードンとミラージュゲートで持ってきた
   エネ計3枚を回収する。

   当初は1枚で回しておりましたが、
   2枚あればリザードン早期起動プランのほかに、
   ヤミラミやウッウの複数回起動が
   可能になるため、今まで後半腐りがちだった、
   ボウルタウンとネストボールのバリューを
   引き上げてくれます。

   1枚ロストしてもクララというロストにとっての、
   最強リクルートサポートがあるので、
   すごい釣り竿1枚で動くプランを頭に入れて、
   練習することをお勧めします。

・ミラージュゲート(2枚)
   →1ターン目は価値がないカードですが、
    ロストを貯めやすいこのデッキでは
    2〜3ターン目から
    本領を発揮します。

    特にこのデッキは入れ替え札が
    10枚と多めなので、後手1で花選び3回、
    ポケギアも厚めに採用しているので、
    アクロマの実験へのアクセスもしやすく
    2ターン目にはロストが7枚溜まることも
    多いです。

    使用するタイミングですが、
    手札と山札に存在するエネルギーの
    枚数次第で変わります。

    ロストとサイドで各色1枚ずつ
    行っている場合は、なるべく早めに
    ミラージュゲートを使用します。

    理由としては、盤面にエネルギーを残すことで
    花選びやアクロマの実験
    でエネルギーに触る確率を減らし、
    トラッシュに落とすことでクララや
    すごい釣り竿でリクルートできるためです。

    エネルギーが合計3枚もロストに行くと
    後半リクルート札を使用したくない、
    タイミングに使う必要があるため、
    このような動きを行います。

    このタイミングはヤミラミに超エネルギー、
    キュワワーに炎エネルギーをつけてください。
    ウッウかヤミラミで攻撃した返しに、
    エネ付きのキュワワーを差し出すことで、
    入れ替え札の節約と山圧縮に貢献できますし、
    マグマの滝壺も将来安心して使えます。

    この入れ替え札の節約が、
    ポケモン入れ替えの枠削減に繋がりました。

    また、霧の水晶の超エネルギーを持ってくる
    という役割の上位互換(エネつけれる)なため、
    採用しないことはないと感じました。

    ツツジ、ナンジャモの前にヤミラミ2面に
    超エネルギーをミラゲと手張りで
    つけることができれば、
    動けないターンを無くすことが出来るので、
    プレイングや山の作り方次第で、
    終盤の手札干渉も全然怖くないです。

 ●スタジアム
・マグマの滝壺(1枚)
   →フィニッシュで使うことが多かったです。
    キバナやミラゲの節約、
    雪道を剥がすなど役割が多いです。

 ●エネルギー
・炎エネルギー(1枚追加の計3枚)
   →ミラージュゲートを2枚採用する兼ね合いで、
    どうしても1枚はロストに送ることが多い
    デッキなので、2枚以上山に残せるという
    選択肢を常に持たせれるように採用しました。

    ヤミラミで楽できるように、
    お相手にマナフィを置かせたいので
    逃げエネとしては序盤は隠したいですが、
    早めにトラッシュに送りたい1枚になります。

没カード

質問も多々きておりましたので、没になったカードも紹介します。

■没カード群
 ●ポケモン
・ウッウ3枚目
  →ウッウビートが環境的にそこまで強くないと
   感じました。
   サイドやロストにウッウが1枚行っても
   攻撃出来ないターンが、
   生まれないことは偉いですが、
   アルセウスやルギアへの勝率は
   上がらないと感じたため抜けていきました。
   また、釣り竿で間に合うことも多いため、
   不採用としました。

・フリーザー(アイスシンボル)
  →割と最後まで悩みました。
   10点プラスすることでクレセリアをワンパン
   ベルトウッウが150出るため、
   ルギア対面のエレガントヒールがあったとしても
   2パン圏内に入れることができるのは、
   魅力的でしたが、ロストすることが多いことと、
   ベンチを埋めること(ボール)の要求が高く、
   コンボ要素が強いため断念しました。
   シンプルにスタートしたくないポケモンでも
   ありました。

・ミカルゲ
  →ゲノセクト、ネオラントの特性を止めることが
   メインです。
   使わない対面も多々あり、
   ミュウに対してはなくても勝てる自信があり、
   ルギアに対してはネオラントを使わずとも
   アーケオスを落とす事ができる場合が
   一定数あるため、見送りました。

・ルチャブル
  →ロストミラーが多い環境だったら、
   採用したいです。
   10点の調整がVstar対面で必要だった
   場面が少なく、ロストミラーは環境的に
   減少傾向にあると考え不採用にしました。
   ロストマインの当て方やサイドの取り方、
   やまびこホーン、ツツジのタイミングは
   経験で養えますので、動画を見るなり、
   試合数をこなしてくださいm(_ _)m

 ●グッズ
・ポケモン入れ替え
  →上記で述べたミラージュゲートが、
   ポケモン入れ替えの役割を担うシーンが多く、
   不採用となりました。
   序盤の安定感は上げてくれますが、
   ミラージュゲートと比較して、
   後半のパワーを確実に落としますし
   (プレイが楽になるだけ)、
   ルギアやアルセウスには恐らく勝てませんので、
   不採用としました。

●ポケモンのどうぐ
・まけんきハチマキ
  →山札やロストが完成するまで、
   なるべくウッウで打点を稼ぎたいことと、
   このデッキは後手を必ず選択するため、
   初手からこだわりベルトを絡めてウッウで
   140点出したいです。

   サーナイトには、
   ヤミラミの乗せ方次第で打点は足りますし、
   基本的にはウッウにベルトを巻いて、
   足りない打点をヤミラミで事前に調整して、
   リザードンで荒らす構築ですので、
   サイド枚数が並ぶことが多く、不採用とし、
   ルギアやアルセウスに勝つために
   こだわりベルトにしました。

4.最後に

シティリーグで初めて優勝することが出来たのと、自分のアウトプットを文字として残したかったので、noteを作成しました。

この場を借りて、調整仲間の方々にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
皆さんの力なしでは、この結果はなかったと思います。

今年度のJCS優先権圏内に入ることが出来ましたので、
6月に向けて様々なデッキを触って研鑽していきます。

固定ツイートからリプライの質問を返してますので、
よければそちらで質問もしくは確認ください。

このnoteに関する感想をDMで頂けると大変嬉しいです!

ありがとうございました😊

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