見出し画像

なぞるだけで絵が上手くなる! 漫画教室スタッフが「アニメ私塾式 キャラ作画上達ドリル」をやってみた

こんばんは! スタッフYです。

みなさん絵が上手くなりたいですか?
スタッフYは毎秒上手くなりたい方です。
たとえ絵のうまさが漫画の面白さに直結しないと分かっていても
それはそれとして絵が上手くなりたい…!
でもネームタンクはネーム&ストーリー専門の漫画教室なので、作画の講座はないんですよね…(※個別相談で作画相談はできます。)

というわけで…

ででん!(SE)

画像1

『なぞるだけで絵がうまくなる! アニメ私塾式 キャラ作画上達ドリル』

こちらをやってみたのでレポートします!


こちらの動画になるべく忠実に、本を回しながらじっくりじっくりやっています。
鉛筆も2Bのを用意しました!
毎日1時間~2時間くらいかけて、一ヶ月以上やりました。がんばった。

短期的に感じた効果

・線がきれいになる
動画を参考に手本の線の上に線を置くくらいの気持ちでやっていると、自然今まで許容していた線のずれとかぶれに厳しくなるので線が綺麗になります。(そのまんま)

・線が比較的思い通りに描けるようになる
線そのものというよりは、線を置く場所の精度が上がるという感じです。例えば線をシャッシャッと重ねて描く描き方をした時に、今まで線を置ける場所がバラついていたのがもっと同じ場所に近い場所に置けるようになりました。大げさに図にするとこんな感じです。

画像2

私の中ではこれが結構大きくて、ドリル以外で自分の絵を描いてる時も「今精度下がってるな…」と気付けるようになりました。

・頭の描き方が変わる
後頭部の厚みや目の立体をより意識できるようになりました。なぞることで上手いっぽく見える形と自分の普段描いてるものの違いに気づいた…みたいな感じです。

でも、やってみて実際いちばん重要な気づきはなんだったかというと
「全体→中間→細部」
このプロセスがマジで大事なのでは…!?ということです。

なぞるのは線だけではなく、上手く描けるプロセス

この作画ドリルをやっていくと、
全体→中間→細部
このプロセスを何度も何度も繰り返すことになります。

全体で画面(フレーム)に対しての配置や人物の大きさ、頭身が決定し…

画像3

中間で中身の配置が決定し…

画像4

細部で最終的な形が決定する。

画像5

ちゃんとした解説はアニメ私塾さんの動画をご参照ください。

ドリルに手をつけた最初のうちは
どうしてもこの細部(絵の完成図)を綺麗になぞれるかに目がいきがちでした。
全体とか中間は時間的にもさっとなぞれるし、多少ぶれても流してしまうというか…
でもドリルを続けていくうちに、じわじわと
全体と中間のお手本にめっちゃ着目するのが重要なのでは…
そして全体→中間→細部というプロセス自体が大事なのではと気づいてきました。

つまり「なぞるだけで上手くなる」というのは
ドリルの線をなぞることを指しているのだけではなく
「全体→中間→細部」という過程を繰り返しなぞって習得することを指しているのではと…!!

全体→中間→細部のプロセスは
漫画の絵作りにも活かせるのではと思います。
全体の構図を決定し、
中間で中身の絵を決めて
細部の描き込みに至る…というように。

また、ネームタンクでは漫画のストーリー作りに使うワークシート的なものがあるんですが
これも全体の一覧性を大事にしている…とスタッフYは勝手に思っています。
感情曲線を元に全体の流れを作る→流れをミニネームシートに割付(中間)→実際のコマワリ(細部)
なんにでも適用できる普遍的なプロセスなのかもしれないですね。

自分の感触では
作画ドリルを終えたからといって、すぐに気ままに手癖で描く絵がうまくなるわけではないのではと思います。
作画ドリルで身につけた「全体→中間→細部」のプロセスを
自分の作品の制作過程で続けていくことで
継続的にうまくなっていく…そういう予感がしています!

また何かいい気づきがあったらご報告しますね!

ちなみに漫画の作画のうち画面構成・演出なら漫画力UPワークショップとコマワリ空間がおすすめです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?