24,04,14。発掘映像解説。
昨日書いたzeppelinの新映像のUPは昨夜25:30でした。
世界中から集まった自分を含む100人の物好きが見守る中公開された映像は期待通り既発の物よりだいぶ状態の良い状態。厳しかったとされるブート対策チェックの中でのオーディエンス撮影ゆえ、決してプロショット並ではありませんが、個人的には充分興味深い映像だったので満足です。
トータルで約24分の映像で構成としては断片映像という事になりますが、もともと途中中断したライブなのでオープニングからロバートによる「5分休憩させてくれ」のMC迄割と各曲長めに撮影されています。
折角なので当映像の解説など書いてみる事にしました。
1977,04,09 ChicagoStadium
The Song Remains The Same, (The Rover intro)
Sick Again,
Nobody's Fault But Mine,
Since I've Been Loving You,
No Quarter,
Ten Years Gone.
当映像は77年USツアー序盤のシカゴスタジアム4日間公演の3日目で。音源&映像共にコンディションの良くない物が知られていましたが、マニアにとってもっと有名だったのが「ジミー先生腹痛でライブ打ち切り」の件。
割と鮮明なUPが多用された当映像で改めて確認してみるとコンサート序盤の
ジミー先生はツアー序盤という事でステージアクションこそ大人しめですがさほど体調に問題があるようには見えません。
有名な2曲目Sick Again後の「曲飛ばし」は結局誰もついてゆかずジミー先生が演奏を止めてからのロバートによる「彼はブルースマンだから…」というMCのみ収録。
記憶ではオープニングからジミー先生のギターがだいぶヨレヨレだった印象でしたがこうして改めて確認してみると「曲飛ばし」の一件以外No Quarterまでは案外通常の77年クオリティです。
今回の映像を確認するまで個人的に「No Quarterのピアノソロ中にステージから引っ込んだ時にイケナイ物を摂取しちゃったのかな?」と想像していましたが、どうやら本格的に具合が悪くなるのはTen Years Gone途中からで
ソロに至っては両手ぶらりで全く弾けていません(笑)
曲後半で倒れるようにドラムセット前に座り込んでしまうのですがよく見るとティンパニーにもたれかかってだいぶシャレにならない様子。何とか演奏終了後、ロバートによる「5分休憩をくれ」のMCで映像は終了。実際のライブもこのまま終了となっています。
本当に食中毒による体調不良だったのかキマリ過ぎだったのかの真相は半世紀近く前の事ゆえ藪の中な感じですが、マニア的には大満足な映像の発掘に次回公開予定の79年ネブワーズ映像へに期待も込めつつ、今は亡き撮影者
speedyに感謝を捧げる日曜日なのでありました。