大腸がんの話。否定派ではなく。

noteで癌体験を書くにあたって「抗がん剤治療に関してはスルーしようかな」と思っていました。

自分はがん治療には医師の判断を信頼し、累積されたデータを基に外科処置や抗がん剤治療を受ける標準治療が第一だと思っています。

臨床データが不確かな民間療法や代替療法は全く信用していませんし、知り合いにがん治療について相談された際には「医師の言うことを聞いて「自分の病状に最も有効であると示された治療を優先すべし」と答えます。

実際おととしに妻が乳がんの診断を受けた時もすぐに自分が治療を受けている病院での標準治療(外科処置~抗がん剤治療&ホルモン剤治療)を受けるように勧めました。

担当医を全面的に信頼して術後の定期健診にもきちんと通っています。

にもかかわらず書くべきかどうか躊躇したのは唯一担当医のアドバイスに従わず抗がん剤治療を受けていないからです。

間違えても抗がん剤否定派ではありませんし、なぜ副作用がきついのかもきちんと理解しています。治療中は辛くても無事に寛解を迎えるためには必要であると思っていましたし、実際術後の面談までは抗がん剤治療を受けるつもりでした。

自分は外科処置で腫瘍を取り除くことが最優先との診断でしたからまず手術から治療が始まりました。術後には大腸がんであることが確定し、担当医からは面談でステージや年齢から比較的軽めの抗がん剤を使用しての治療を勧められました。

その時に提示された予想される副作用と抗がん剤治療による5年生存率の上乗せ数値で結果的に抗がん剤治療を断る事になります。



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