![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/3854159/196199f9445a7684286fe694f951dcab.jpg?width=800)
- 運営しているクリエイター
#聖クロス
サイン本をつくりに行ってきました!@アニメイト池袋本店さん
わたしが演奏家を好きなのは、それまでにどのような苦悩や葛藤があっても、それを美しい旋律にして聴かせるからだと思う。
創作は吐瀉物だというけれど、それならげろを見せるのではなく、きらきらと金銀の粉を吐くマーライオンになりたい。
虹色のしゃぼんでもいいよ。
なんてね。
さて昨日、アニメイト池袋本店さんにサイン本を書きに伺いました!
じつは書店さんにサイン本なぞ書きに行ったのは初めてなのです。
史織さまからのお手紙 春ver.
はじめまして、ごきげんいかが?
すっかりあたたかくなりましたね。春は大好きです。
あちらこちらにお花が咲いて、とてもいい香りがするから。
だけど、わたしは朝、手袋をはめなくてもよくなったのがちょっぴりさみしいの。手袋にはとくべつな思い出があって……。
わたしとのデスティーノを望んでくださったあなたに、忘れられないその思い出をお話しするわね。
わたしが御ミサのときに白いヴェー
千春さまからのお手紙@聖クロス女学院
はじめまして! わたしからのデスティーノのお手紙がほしいだなんて、あなたとっても見どころがあるわよ。ぜひ、わが新聞部に入部しない?
ごぞんじのように、わたしは、聖クロス女学院に代々受け継がれてきた“デスティーノ”のお手紙をはこぶ郵便係のリーダーをしています。
これはね、伝統的に、新聞部の次期部長となる2年生の部員がお引き受けすることになっているの。
わたしはそれに立候補して、厳正な選
花音からのお手紙 春ver.
ごきげんよう、はじめまして。お手紙をいただけて光栄ですわ。ああ、神さまはどうやって、こうしたご縁を決めているのかしら?
いま、世界の人口は70億人をこえているそうですわ。でも、そのなかでじっさいに出あえる人は、ごくわずか。なぜ、あなたが本の中にわたくしを見つけて、わたくしはいまこうして、あなたにお手紙を書いているのかしら?
わたくしはいつも、こうしたことがとても不思議なのですわ。いまこ
璃子からのお手紙@聖クロス女学院
ちょっと! 言っときますけど、璃子がお手紙を書くなんて、すっごくめずらしいことなんだからね!
璃子、こういうの、ぜんぜんとくいじゃないの。
でもね、しばらく考えて、やっぱりお返事を書こうかなって思ったんだ。
だって、くやしいけど花音ちゃんからのお手紙がほしいって言ってた子のほうが、ずっと多かったんだもん。
でも、あなたは璃子にお手紙をくれた。へんなヒト!
だけど、もしかしたら
葵からのお手紙@聖クロス女学院
手紙、ありがとう。はじめて会う名前のともだちだ。よろしくな!
……うーっ、手紙ってなに書けばいいんだろ。もらうのは、うれしいんだけどさ。デスティーノのお手紙も、花音たちがなんであんなに騒いでんのかわからない。パパたちには、「女の子からのお手紙には、すぐに返事をするもんだ」って言われるんだけど、あたしも女だっつーの!
華枝さまからのお手紙@聖クロス女学院
はじめまして。お手紙、ありがとう。さっそくだけれど、あなたは、お菓子はお好き? 料理部で焼いたばかりのフィナンシェがあるの。うれしかったお手紙のお礼に、あなたにお届けできたらいいのに。ブール・ノワゼット(焦がしバター)のとってもいい匂いがするのよ。
わたしがお菓子づくりを好きになったのは、じつはデスティーノのお姉さまの影響なの。お姉さまはパティシエールをめざしていらして、ご自分でつくってみた
奈々からのお手紙@聖クロス女学院
はじめまして。わたしにお手紙をありがとうございます。
あなたは、どんな性格なのかしら。髪型は? 声は?
絵を描くことは好きですか?
わたしはこわがりで、ちいさい頃からおともだちがすくないほうでした。人前に出ると、いしゅくしてしまうのです。
でも、絵を描いているときは、きもちがとてものびのびします。
あと、ほめてもらえるのがうれしかったの。陽奈とスケッチに出かけるのも、いちばん
蜜希さまからのお手紙@聖クロス女学院
やぁ、こんにちは。きみとのデスティーノを心からうれしく思うよ。きっと前世からつながってる縁があるんだね。そんなふうに本で読んだのさ。人の魂は時を超えてめぐり逢うんだって。華枝には「ハイハイ」って笑われたけどね。
さて、なにを書こうかな。
学院のデスティーノの妹には、別人のお姉さまになりきって書いてるんだけどさ、きみにはほんとのあたしを見せるよベイビー。ははっ、“聖クロスの王子さま”だって
史織さまからのお手紙@聖クロス女学院
はじめまして、ごきげんいかが? 毎日、寒い日が続きますね。だけど、わたしは朝、手袋をはめるのがちょっぴり楽しみなの。手袋って、なんとなくうれしくならない? わたしだけかしら。
わたしとのデスティーノを望んでくださったあなたに、冬の思い出をひとつ、お話しするわ。わたしは御ミサのときに白いヴェールをかぶるのだけれど、そのときにいつも思いだす冬景色があるの。
それは初等部を卒業する年の冬、満月
花音からのお手紙@聖クロス女学院
ごきげんよう、はじめまして。ここのところ、寒さもひときわ身にしみますわね。いかがおすごしですか?
内緒ですがわたくしは、制服の下にカイロをふたつもはって学院に通っています。憧れの制服が台無しですわ!
寒さは苦手ですが、わたくしはあんがい、冬はきらいではありませんの。だって、空気が冷たく澄んでいて、ひざしも空もとても美しいでしょう?
でも、それはわたくしが暮らす東京の空のことで、し
陽奈からのお手紙@聖クロス女学院
はじめまして。いつもわたしたちを応援してくれてありがとう! わたし、うまくできてますか? いつもドキドキなんだよね……
パパとママが、どうしてわたしを聖クロス女学院に通わせてくれたのかわからないけど、わたしはこの学校でよかったなって、いつも思います。
中等部になってバタバタしたけど、それはわたしにとって、毎日ぼうけんみたいな楽しさです。まるでレールの見えないジェットコースターみたい。わた