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電子書籍『母を家で看取る:末期ガンの母親との在宅20日間の記録』

今日は仕事の報告と紹介です。
電子書籍の出版をお手伝いさせていただきました。
著者は、訪問看護ステーション『きみかげナース』代表で看護師の鈴川純子さん。

(書籍紹介文より)
看護師の著者は、訪問看護ステーションを設立した直後に、自身の母親がガンに侵されていることを知る。
母親の主治医から、脳への転移を告知された著者は、母親を病院から引き取ることを決意。自らが訪問看護のサポートを受けながら、父親と共に、母の自宅療養に寄り添う。
本著は、長年の母娘の確執に折り合いをつけながら、切なく穏やかに日々を過ごす母娘と家族の20日間を、赤裸々に語った手記であり、記録であり、思い出である。
一人の娘としてのまなざしは、「残された時間を一緒に過ごしたい」と考えるご家族に、一つの選択肢を提示する。
また、訪問看護に携わるプロとしての視点からは、今後ますます増えてくるであろう在宅療養の希望を見出せるのではないだろうか。

鈴川さんは、エステサロンも展開されていて、以前、プロフィール作成をお手伝いさせてもらいました。

その鈴川さんから「先週、母が亡くなり、何かの形で想いを残したい。手伝ってもらえますか」とご連絡いただいたのが、8月初旬。


きっと、亡くなった瞬間から、「経験と思い出を残したい」という強い思いにかられたのだと思います。ご連絡いただいた時点で、すでに1万字を超えるメモ書きがありました。

そこからタイトルや構成を考え、文章を編集。鈴川さんと何度もやりとりしながら、「残したい」「伝えたい」を大切に、書籍という形になりました。

デザイン・書籍化は、ダマリデザイン室ダマリさんが担当。

鈴川さんのお母様の四十九日のタイミングで、公開となりました。

(Kindle Unlimited 会員は、0円でダウンロードしていただけます)

娘として、看護師として、訪問看護ステーション経営者として。
鈴川さんのお母様への視線は、どこか淡々として。ストーリーも、決して、過度に人の涙を誘うような大袈裟な描写や表現はしていません。

それでも、私は文章を完成させる過程で、何度も心がじんわりと温かくなり、涙腺がゆるみました。悲しみよりも、温かさ。人が必ず迎える死というものを、改めて考えさせられました。

よかったら、読んでみてくださいね。

書籍発売を紹介する鈴川さんのブログ記事↓

魅力ハンター&言葉のプロデューサーなまず美紀でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございます✨💕