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お話系まとめ

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自分の書いたお話をまとめたものです。
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記事一覧

なんかズレてるヤンデレ

お帰りなさい、先輩。ご飯、もう出来てますよ。 …………? どうされましたか、そんな『同じ…

生野ヤケ
1か月前
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【怪談】おさいせ

グレーチング、ってわかりますかね。 排水溝にある格子状の蓋のことです。道路とか歩道で水を…

生野ヤケ
6か月前
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まぶたの裏の膜

まぶたを閉じると何も見えなくなる、とみなさん思っていますよね。実は違います。 まぶたを閉…

生野ヤケ
2年前
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お酒を飲んだことのない人の『ほろ酔い文学』

【金曜の夜は】 仕事が終わり、クタクタで帰ってきた金曜の午後9時。華の金曜日。帰り道、街…

生野ヤケ
2年前
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若者よ、エモくあれ

『若者よ、エモくあれ』 これは、私の姉の名言である。そんな言葉を残した7つ上の姉は今、都…

生野ヤケ
2年前
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抽象的な2ちゃんねるの怖い話

・子供の頃の恐怖体験を話させてくれ、という前置き。 ・パンツ脱いだ。という書き込みがされ…

生野ヤケ
2年前

【小説】巨大なヒルの妖怪

江戸時代末期、それはそれは巨大なヒルの妖怪が江戸を襲っていた。その大きさ、太さはまるで大木のようであった。そのことから、人々はキノヒル(木のヒル)と呼んでいた。 このヒル、人間の血は吸わないものの、酒蔵を見つけてはその中の酒を飲み尽くしてしまう。 町の侍らは、刀をひるがえし、ヒルを真っ二つにした。しかしこのヒル、真っ二つされてもくたばらず、それぞれが動き出した。それに一瞬ひるんだ侍たちだったが、次々と斬りかかる。 その結果、ヒルはどんどん増え、六匹のヒルになってしまった

ゴミ箱にティッシュを投げ入れる。嗚呼、人生。

丸めたティッシュを手に取る。鼻をかみ、丸めたティッシュ。 春は花粉、冬は寒さで出てくる鼻…

生野ヤケ
3年前
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