8/11 術後備忘録

・手術して二日経ちました。術後すぐはICUにいたけど昨日戻ってきました。全然痛いし調子は戻ってないけど、ちょっと起き上がれるようになったから思い出せるうちに手術直後のことを記録しときます。いくら大変でも日が経つにつれこういうのは忘れてっちゃうから。

・まずnoteとかにするほどではないけど、ってまとめてた手術前の心境のメモがあったので載せとく。

背中を掻っ捌く大手術も過去にしている

・こっからは手術室入ったとこから時系列順に話す。

・手術室入り口もなんかでっかい木の絵が描いてあって、どこまでも子ども病院だなと思った。子どものための配慮がすごい。その絵の景色で母さんは前に手術したときのこと蘇ったって言ってたけど私は全然覚えてなかった。

・手術室寒かった。タオルかけても寒くて温風出す機械みたいなのであっためてもらった。逆にちょっと暑かった。またこうして欲しいとかあったら遠慮なく言ってね！と言われたけど麻酔するから言えないやろと思った。麻酔はびっくりするくらいすぐ寝た。3回くらい呼吸してからもう記憶ない。子ども病院だからフレーバー選べてレモンの匂いにしたのにレモンを感じる前にもう寝ていた。

・朦朧とした中、点滴をテープで補強されたり足に包帯を巻かれたりしていた。作業する看護師さんの声が聞こえる。ICUにいた。最初手術室入る前のスペースみたいなとこでやってるのかと思ったが、これはICUなのかもしれない、と思って聞いたらICUだった。

・直後はめちゃくちゃ痛くてベッドの頭ちょっと起こしても痛いし下げてもお腹が伸びて痛いみたいな感じだった。あと気管挿管してたし鼻から胃管も入ってたから声が全然出なくて痰も凄かった。手術直後母さんがICU来てくれたけど、喋りたいことはあっても頭に声がおいついてこなくて話せなくて辛かった。これは翌日まで続いた。

・全然寝れなかった。痛み止めの点滴が流れるボタンみたいなの押せるんだけど、押したらちょっと眠くなるから押して30分寝て、姿勢変えて、押して、30分寝て、、みたいな繰り返しだった。あと痰で息もできなくて、咳するとお腹痛いからちゃんと咳もできなくてずっと吸引してた。気管支炎で入院したんかってくらい吸引していた。

・あとなんか一回横向きになろうとしてタオル取ったら急に寒気が襲って、そこから震えが止まらなくなった。寒気自体はそこまでではなくなっても震えが止まらない。これはあっためた方がいいってんで、タオルケット2枚がけにしてカイロ足と胸の2箇所に当てても全然震え止まらなくて。したら、なんかでかいヒーターみたいなの出てきて、それであっためてもらったけどそれでも震えてて。ヒーターの温度も上げてめちゃくちゃアッツアツの状態にしたらなんとか震えがおさまった。徐々におさまるとかじゃなくて、急にピタっとなくなって怖かった。

・まあそんな感じでしてたら翌日の朝ICUから出ることになった。こんな感じでいっぱい管繋がってるやつが一般病棟戻っていいの？と思った。この時の装備は、点滴に鼻から胃管に鼻に酸素もつけてた。おしっこ出す尿管カテーテルはICU出る時に抜かれた。

・ICUの面会開始が11時からで、そのころにくると前日母が言ってたので心待ちにしていたのだが1時まで来なかった。今日はもう来ないのかと思って泣きそうだった。ICUは電子機器持ち込めないのでスマホは母に預けていたし、貴重品だから財布とテレビカードも母に預けていたので、何時にくるとかの連絡も取れなければテレビも見ることができない地獄の2時間だった。せっかく一般病棟に帰ってきたのに。

・母に会えて、テレビも見れるようになったので私は一日中テレピを見ていた。今ベッドを起こして座った姿勢でこれを書いているが、昨日はそこまで起こすこともできなかったのでテレビ見るしかなかった。痰は相変わらず絡んだ。水が飲めないから痰が固くて全然引けない。うがいして口と喉湿らせてその後吸引してなんとか、って感じだった。ほんとに風邪で入院してるのかと思った。

・手術直後ほどじゃないけど、昨日も声は出しづらかった。何回も聞き直させてしまう歯痒さが辛かった。母にスマホを持ってもらって筆談で会話もした。タイピングも遅い方だが、それでも喋るより思考をオンタイムで伝えられるから便利だった。

ごめんなさい😔とかやる心の余裕は生まれている

・手術は予定より時間がかかって、わいの腸の周りの脂肪が邪魔をしたらしいという話をしている時の筆談メモ。次の手術までには痩せなきゃなと思いました。

・あと、尿管カテーテルが取られちゃったもんだから、トイレ行くにも一苦労だった。ベッド上で起き上がれないやつがトイレ座るのなんて無理。でも私何度やってもおむつにすることができない人間で、すごい嫌だけど頑張ってトイレ行った。行ってしまえば意外に大丈夫だった。多分トイレで慣れて今ベッド起き上がれるようになったのはある。

・そんな感じで今日。朝採血とレントゲン撮って、胃管取っちゃっていいよー、あと水もちょっとずつ飲み始めてもらって、夜からゼリー出しちゃうね！という主治医の鶴の一声でだいぶ今日だけで前進した。胃管とれて水分取れるようになったから喉潤せて声もだいぶ普通に出るようになった。起き上がってもそこまでおなか痛くならないし。痛み止めもボタンも押すけど、頻度は減ってきた。

・ でも、数日ぶりのゼリーはちょっと食べたらお腹痛くなり始めて胃がぎゅーってなって気持ち悪くなってきたから半分くらい食べてやめた。なんかポカリとかジュースとか水分いっぱいついてきたけどそれもほとんど飲まなかった。今も若干胃液が上がってくる感じがある。

・全快までは程遠いけど、今日はちょっと回復してきた日だったから、回復してないおとといから昨日のこと思い出して書けてよかった。これでもだいぶ忘れてることあるだろうけど。明日になったらもっと忘れちゃうからな。辛くて大変な記録は辛くて大変なうちに書かないとな。これでのちに振り返ってあの時大変だったな、をするときに割と鮮明に思い出せるくらいの記憶はメモしたから今日のところはこれでよし。