ナマポ暮らし。(1日目)

 行政に初めて相談をするこの日を1日目とすることにします。
百日目に死んだりしないように気をつけましょう。
 不動産屋さんでもらった2軒分の資料を持参して市役所に。
窓口で生活保護を受給したい旨を伝え、軽く説明をすると担当の方を呼んでもらいました。
面談を行う部屋を確保してもらうまで少し待ち、個室でお話をすることに。
窓口の方からざっくりと説明をしていただいているようで、最初から繰り返して同じことを話すようなことはありませんでした。
ネットで検索して分かる程度のことしか知識がないので、一つずつ説明してもらいます。
 まず、これは調べて知っていたのですが生活保護は大前提として「住所があること」が受給条件となります。
生活保護を受けたい自治体に、マンションを借りるなりして住居を定める。
これが第一歩です。
 しかしネットで調べると、生活保護を受給するにあたり引っ越し費用も生活保護から支給される、というものがあります。
ところが「生活保護を受給していれば引っ越し代は支給される」「生活保護を受けるために引っ越したいが、現在受給していないために引っ越し代が受給されない」というある意味制度矛盾があるため、まずは自費で引っ越して住所を定めるしかありません。
 住所が定まっていない(友達の家を泊まり歩いていたり、浮浪者やネット難民だったり)場合、家族などと同居で世帯収入が生活保護の受給基準を超える場合は支給されません。
基本それなりの給与や年金収入がある親族と同じ家に暮らしていた場合、もらえないと考えていいと思います。
 では住所不定や同居の状態から、生活保護を受給したいが引っ越し費用が用意出来ない場合はどうすればいいのか?
自治体によると思いますが、まず行政に紹介してもらって無料・低額宿泊所(救護施設)に入所します。
入所すれば住所がある状態となるので、生活保護を申請して受給することが出来ます。
私の場合は病態が重く、独居が難しいのではと判断され、まず救護施設への入所を薦められました。
あまりにも素直に鬱状態の苦しさ辛さを伝えすぎたのだと思います。
ただ話を聞くと、入所期間は最低3ヶ月で、医師や行政、施設の方の判断で出所は無期限に延長される場合もある。
要するに出てこれない場合もあるということです。
一人暮らしが出来ると判断してもらえば、生活保護から引っ越し代が支給され、引っ越して生活保護の受給を続けることが出来ます。
 また施設には外出制限があり、施設にもよるが数時間程度の外出も難しいとのことでした。(外出=散歩程度と考えているようでした)
措置入院に近い状態かな、と感じました。
それは困るのでどうしたらいいのか相談すると、自分で住むところを用意して住所変更をしてから改めて申請するよう助言していただきました。
 借金をしてマンションを借りたのに受給出来ない場合はどうしたらいいのか?と不安をぶつけると、あっさり資産と収入がない人が受給出来ないことはない、と答えられました。
もちろん行政として必ず受給出来る、とは言えないが、それは心配しなくてもよいというニュアンスでした。
さらに障害手帳があるなら、ということです。
 ちなみにここまで3時間以上の面談になっています。

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