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アイスのホラー

そもそもだ。オレが朝、必死に走っているのは、高カロリーのものを食べたいからである。もちろんカルガモに会うことが第一目的ではあるものの、
もはや運動無しで、美味いもの(脂質、糖質)を摂取すると大変なことになってしまう体なのだ。
基礎代謝は高い方だと思うが、加齢で代謝が落ちてきているのは間違いなく、美味いものを運動無しで食べるとブクブクと来てしまうのだ。
故に、早起きしてヒーヒーと走っているのである。

オレは肥満児だったので、太ることに恐怖感がある。あの重い体は非常にしんどい。1500メートル走に15分くらいかかるし、常に息は切れているし、着る服がない。

あの頃の体重まで戻るとは思わないが、美味い飯と体重増加のジレンマには日頃から悩ませられている。

最近、アイスが美味い。中でもセブンイレブンの白くまがいい。あいつはセブン製品のクセにそこそこ量があり、カロリーも控えめだ。まず上の載った果物を先に片付け、そのあとのんびりと練乳部分を楽しむ。正直練乳部分だけでも良い。練乳ってなんであんなに美味いんだろうなあ。もう練乳飲みたい。一日一本飲んでみたい。

ああ、甘いのはいいなあ。甘いの。砂糖は麻薬だというが、もはやオレはシャブ中である。

さてアイスクリームというと思い出す作品が3つある。まずは『アイスクリームマン』(1995年)。屍体を使っておいしいフレーバーを作り出しているクリント・ハワード演じるアイスクリームキングのお話。子供以外は全員頭がおかしい地獄のようなコメディ。アイスバケツを半笑いでこねこねしているクリントの姿がなんともいえない。

次は伊藤潤二先生の漫画、『アイスクリーム・バス』。こちらはアイスそのものがダメなやつ。清々しいアイスクリームマンが売るそのアイスは『スタッフ』のスタッフのように一度食べたら、アイスを渇望するようになり、最後にはアイスクリーム化してしまうというお話。終盤、アイスクリーム化した友達を子供が恍惚とした表情でペロペロしている様は『ソサエティー』(1989年)ばりにムラっときますね。伊藤先生は『潰談』でも甘いもの中毒を扱っていましたが、なにか甘いものにこだわりがあるんですかね……。

最後『要塞警察』(1976年)でソフトクリームをもったまま撃ち殺される子供。女子供にも容赦しない暴力に出会ったのは『要塞警察』が始めてだったかもしれない。

無計画で書いているけど、アイスで映画の話をするのも楽しな。しかし、『要塞警察』同様、アイスのカロリーは女子供老若男女に容赦しないからな!気をつけろ!

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