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『ヘル・レイザー』と4 REAL

マニック・ストリート・プリーチャーズのリッチー・エドワーズがNMEの記者にブチギレて、手近に合ったカッターで右腕に「4 REAL」とザクザク文字を刻んだことがある。

その4年後、彼は失踪し、9年後に死亡認定されてしまったんだけど、まあ、高校生のオレにはめちゃくちゃカッコよく見えたわけですよ。

それから

「人生うまくいかねぇな」

と感じるたびに、腕に「4 REAL」と刻みたくなる。何度か試みたが、流石に18針縫った本家のように勢いよくいかず、やりかけた傷がまだ情けない感じで腕に残っている。

"Oh, No Tears, Please! It's A Waste Of Good Suffering!"
涙は遠慮してくれたまえ、素晴らしい苦しみが無駄になる

ヘル・レイザー(1987)

『ヘル・レイザー』でピンヘッドが泣きながら懇願するカースティに向かって放つ言葉だ。

中学生の時にはどうにもパッとしない言葉だったが、4 REALとリッチーが刻んだのを知ってから、なんか分かったような気になっている。

リスカする人はこのピンヘッドの言葉の裏返しなんだろうなぁ……。

え?4 REALの意味?ググれば一番最初に出てくるから、ググれ。

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