ハムスターを飼うかごを買うか。

腹筋ローラーをすごい昔に買っていて、まったく使っていなかった。
ほこりをかぶって和室で何か言いたげにこちらを見ていたので、使ってやることにした。
youtubeでやり方を観て、立ってやるよりは、膝立ちでゴロゴロしたらいいのだとわかった。
毎日10回から続けていて、最近はもう30回やっている。
脂肪の兼ね合いもあって、バキバキになっているわけではない。けれど、腹筋以外の二の腕や背中などが、たくましくなってきた気がしている。
気分を良くした僕は、さっき、アマゾンでプッシュアップバーを購入した。
普通に腕立てをしたらいいのに、と思うのだけれど、物があった方がなんだか、うれしい。

中学生の時に一度テニス部に仮入部した。
一度もラケットを触らせてもらえなかった。もちろん、たまたま外練習のメニューだった可能性が高い。高いけれど、なんだか嫌な感じだった。僕はバスケ部に入った。
テニス部に入った友達が速攻でラケットを買っていた。今思うと当然なのだけれど、その時はなんだか、形からはいってるなぁあいつ、みたいなまなざしで見てしまっていた。

形から入ることはとっても正しい。道具にお金をかけるのも同じく正しい。
気合や根性よりも、環境整備にエネルギーを使った方がいい。
ということになかなか気が付けなかった。
勉強だって同じだと思う。

テスト前にあー俺、勉強してねっす、と誰も聞いていないのに発言する少年だった人は多いだろう。僕ももれなくその一人である。
ただ、本当に勉強をしていなかったので、なんだろう、余裕アピールみたいな奥ゆかしさみたいなものはなかった。
その時から僕は現状をそのまま吐露するエッセイの才能があったのかもしれない、と思えるほどに、そのまま発言していた。
当然のようにその時は物を書くということはできれば避けたいことであって、今のように疲れた体でも喜び勇んでスマホのタイマーを5分にセットして、がしがし書いているような感じではなかったのだけれど、当時の僕に足りなかったものはたった一つで、環境への視座である。

なんだよ、環境のせいにするのかよ。
自分のせいにはしたくないのさ。
自分をおいつめて、変わろうとすることほどつらくて難しいことはない。
コンビニでアイスでも買って、ぺろっと食べて、今日はちょっと早く寝て、明日も頑張ろう。ね、ハム太郎。みたいな終わり方。ハム太郎に話しかけているというメンタリティは見習いたい。

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