ゲームに、飽きる。

僕は飽き性である。
小中学生の時からずっとゲームをしていた。
学校をさぼってゲームをすることもよくあった。
小学校3年生ぐらいのときに、いじめられていて、それはまぁ辛かった。
小学校5年生ぐらいのときに、ゲームがしたくて(当時はカスタムロボV2)学校を仮病で休んだ。
トロフィーを集めないともらえないロボを頑張って入手していた。
同級生や先生から、優しい声をかけられてちょっとびっくりした。
どうやら周りはまだ僕がいじめられていることを理由に休んでいるものだと考えていたらしい。
うれしい、というよりなんだかそんな気を使ってもらって…という気持ちだった。

それからも僕はゲームを続けていた。
中学生になって家にPCが導入された。MMORPGをやり込んだ。
高校生になるとバイト代でPSPとモンスターハンターを買った。
友達の中でも大流行していて、みんなでもちよって公園でモンスターを狩る未来を夢想していた。
たしか、友達の家がやっている弁当屋みたいなところでバイトをして、初めての給料だった。
今はなき、家の近くの中古ゲーム屋で数万円を、ぼんっと払うときちょっと緊張した。

ランポスとかいう青いやつと片手剣で死闘を繰り広げ、イャンクックとかいう飛ぶやつに負けた。爆弾や罠の使い方を学んで、素材をはぎ取り少しでも強い武器や防具を作って何とか倒した。
ただ、なんだか急に飽きた。
素材を取って、武器を作って、強い敵を倒して、素材を取る。
このループを繰り広げる。
あんまりノレなくて、結局友達ともプレイすることなく、弟にそのまま貸した。案の定弟はドはまりして1000時間を超えるほどだった。

今日久しぶりに弟に会ってその話をした。
弟曰く、すべてのモンスターを倒したい、とかかっこいい装備を作りたいとか、そういう目標があるやん?とか言っていた。
なるほど、モンスターハンターの楽しみとは(もちろん友達と協力することもあるのだろうけれど)そういうことなのだな、と思った。
弟は僕と違って、コレクター気質というか、きちんとゲームをプレイしている。
ラスボスまできっちり倒すとか、コンプリートできるものはしっかりコンプリートまでやる。
僕の場合なんだか、途中で飽きてしまう。
ポケモンは好きだけれど、ポケモン図鑑をついぞ完成させたことはない。

ただ最近、飽きない物を少しづつ見つけている。
例えばnoteとか、将棋とか、ある種の勉強・読書など。
嫌になることは多い。でも飽きない。
ゲームは、嫌になることはほとんどない。でも飽きる。

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