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島の新たな宝物

沖縄県宮古島市にある池間島
600人に満たない人口のうち半数は高齢者の地域だ。
宮古島から車で行けることもあり、もしかしたら旅行で訪れた人もいるかもしれない。
ここで、ある1つのオーガニックコスメを作っているのは「ヤラブの木」の三輪 智子さんだ。
三輪さんとは、社会派化粧品のオンラインイベントでお話を伺ったことがあり、
その時に教えて頂いた島の魅力を少しでも伝えられたらと思う。

池間島の現状

先にも書いたが、約半数が高齢者の方。子どもの数も少ないため、池間島には高校がない。
「中学校を卒業したら、島を出ていかなければいけないんです。」
三輪さんは島の実情を教えてくれた。
さらに、島を出て行った子どもたちはそのまま就職。島には戻ってくることはなかなかないという。
また、安定した就労状態を遅れていない人もいた。
地域の活性化には島の人びとが不可欠だからこそ、みんなが関われるような活動が必要であった。


豊かさのシンボル=ヤラブの実

台風や潮風の影響を受けやすい島を防風林として守ってきた「ヤラブの木」(テリハボクのことをこのように呼んでいるとのこと)
ヤラブの木になる「ヤラブの実」は、豊穣のシンボルとして昔から唄われてきた。
しかし、高齢化と共にヤラブの木も衰退しつつある。
さらに、ヤラブの実は落下した実も厄介ものとして扱われるようになってしまった。
島の宝でもあるヤラブの実を生かし、さらには衰退しているヤラブの木を再生に繋げようと三輪さんは考えた。
そうして生まれたのが、「タマヌオイル」だ。


おじいとおばあの笑い声と一緒に

タマヌオイルは、落ちているヤラブの実を拾うことから始まる。
拾った実は、乾燥させた後、島のおじいとおばあたちが割ってくれる。
集まって話をしながら作業をするこの時間が、本当に楽しそうだと教えてくれた。
1つ1つ手作業で割った後は、太陽の光で乾燥させ、直圧式圧搾でオイルを抽出する。
伝統的なコールドプレス製法のため、量も取れない。
しかし、じっくり抽出したオイルにはヤラブの実の栄養価もたっぷり含まれている。
青い瓶に詰められたタマヌオイルは、まさに島の新しい宝物のように感じる。
昨日、コンセプト動画ができたということでシェアさせて頂く。
https://www.youtube.com/watch?v=MhilrUjosz0

(記事は、ヤラブの木HPより一部引用させて頂きました。)
http://yarabutree.com


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