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何も送らないうちの母の日

今日は街に出ると花屋さんにはカーネーションがお店の前に出ていたり、
お菓子屋さんは母の日スペシャルケーキがあったり、
百貨店にはバッグやハンカチ、アクセサリーがギフトとして並んでいたり。
一輪のカーネーションを持っている大学生くらいの男性とすれ違った時は、なんだかほっこりしてしまいました。

うちの母の日の過ごし方は毎年決まっています。

私「何か欲しいものある?」
母「ないかなー。」
私「ほんとにないの?」
母「じゃあ、ケーキ。ショートケーキ買ってきて」

こんな感じです。
物欲がない母で、ブランドの何かをあげたり、花をあげたりは覚えている限り1回しかありません。
(しかもその1回であげたバッグも全然使わないから私が貰った。笑)
昨日の新聞広告にあった、ユニクロとあたしンチとのコラボ広告のように、
「実は待っている」でもなく本当に何もいらないようです。笑
つくづく母らしいというか何というか・・・

というわけで今年もショートケーキになりました。


あとどれくらい母の日を迎えられるだろうか

昨日から話題のユニクロ×あたしンチの広告で気になったものがあります。

自分が歳を重ねているのと同じ分、母親も歳を重ねています。
私は母が高齢になってから生まれたので、年齢を考えるとあと何回母の日を迎えられるのかなとここ2〜3年は思ってしまいます。
もちろん長生きをして欲しいのですが、それでもおおよそ寿命を考えるとリミットはあるかな・・・と。

昨年、母と久々に大喧嘩をしました。思い出す限り、小学生の時以来です。
社会人になってお金も余裕ができて、自分で何でも出来ると思ってやろうとしていたことを「辞めなさい」と言われたことがきっかけです。
1番の味方なのにも関わらず、どうせ反対されるかもしれないと思って何も相談していませんでした。

でも久々に大きくぶつかって気付いたことは、
母にとって私(娘)はいつまでも心配な存在なのだということ

自分で一丁前になったつもりでも、まだまだ社会を知らないこともたくさんあるから、1つの選択肢に対してきちんと考えてから答えを出さないといけなかったと反省。
勢いに任せることが多く、あとで自分のキャパオーバーになってしまうことが多い私をよく見ている母だったからこそ、あの時は止めたのかなと思いました。


毎年何も欲しいものはないという母ですが、何より気にしているのは私の身体のことばかり。本当に無欲で慈悲深い人です。

「今年こそ婦人科検診行くね。
あと、歯医者の先生好きじゃないけど、定期検診も行くね。」
私に唯一口を出してくる、定期検診関連にちゃんと行くことを誓って母の日を過ごしました。

お母さんありがとう!大好きだよ!!

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