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PGT-Aについての結論

週末、夫と話し合いました。
結論としては、今回はPGT-Aは受けないことにしました。

散々悩んだ末の決断ですが、これで本当に良かったのか…という気持ちは今も正直あります(THE優柔不断💧)。不妊治療をしていると、この決断が正しいのかわからなくて、不安なことだらけですね。

PGT-Aを検討しはじめた背景

もともと私たち夫婦は、妊娠したらNIPTを受けるという共通認識をもっていました。
体外受精にステップアップした際に、NIPTではなく胚盤胞をPGT-A検査をし、染色体異常の有無を明確にして移植した方が、母体の負担も流産等による夫婦の精神的ダメージも軽減されて良いのではないか…という見解を私たち夫婦が持つようになり、そこで初めてPGT-Aを検討するようになりました。しかし、当時私たちが通っていたクリニックではそもそもPGT-Aをしていなかったことと、保険適用の期間中はPGT-Aはできないと説明を受けたため、計6回の保険適用での移植は検査せずに挑みました。

その後、6度目の移植で妊娠〜11週まで育ちましたが、残念ながら流産してしまいました。そして、絨毛染色体検査で調べたところ、転座が発覚。(私たち夫婦は正常の染色体なのと、軽度の転座なので流産原因ではない)この流産は私の不育症が原因の流産でしたが、この経験からPGT-Aをして移植したいという思いがますます強くなりました。またこの後、PGT-Aができる病院に転院したのもあり、PGT-Aという検査が現実的なものになりました(PGT-A目的で転院した訳ではありませんが…💦)。

7度目の移植ではPGT-Aをしなかった理由

転院先で4度目の採卵に臨みましたが、できた胚盤胞は数も少なく、グレードも微妙でした。PGT-A検査するよりも2個移植しよう、という判断にこの時はなりました。高刺激での採卵だったため、次の採卵までは3ヶ月ほど空けることを推奨されていたので、貯卵しようという考えはありませんでした。
ちなみに7度目の移植は、化学流産でした。

PGT-Aへの不安

①2度凍結すること
うちの病院では、PGT-Aの検査は外部委託です。したがって、必ず凍結してから検査機関に胚盤胞を送る為、採卵〜凍結〜融解〜PGT-A〜凍結〜融解〜移植、と胚盤胞を2度凍結することになり、卵への負荷が心配でした。
先生からは「2度凍結することに問題はない」「ただしPGT-Aをすることで卵を傷つけるリスクもあるからね」と説明を受けました。

②費用
ネットで他の病院と費用の比較をしたところ、うちの市は比較的費用が抑えられているようです(市内の病院はPGT-Aの費用を一律にしているらしいです)。法外なレベルで高すぎる…ということはありませんが、それでも何個も検査に出すと何十万円もしてしまいます。

PGT-Aをする必要があるかどうか悩んだ点

①私が35歳以下だということ
ギリギリとはいえ、一応35歳以下なので染色体異常は、30代後半よりも多くないのでは…と思っています。もちろん、個人差もあるので、PGT-Aをしてみないとわかりませんが。
ただ、一般的には…と考えると私の年齢でPGT-Aは必須な検査ではないのかな、と思いました。

②夫婦の染色体に異常がないこと
私たちは染色体異常がないので、前回の転座の子は、偶発的に生じたものなのだと推測されます。

③不育症が原因で流産していること
不育症のため、次の妊娠ではヘパリンを使用することになっており、ヘパリンにどれだけお金がかかるのか漠然とした不安がありました。結果的に、うちの病院ではヘパリン代は自費でも思ったよりも高額ではない(不妊治療で金銭感覚がバグっているのが大前提💧)ということがわかりました。
次に流産しないために必要な対策は、不育症対策>PGT-Aなので、両方するか、不育症の治療のみにするかが、課題でした。

最終的な決断

先生からは問題ないと言われましたが、2度凍結することが、どうしても気になってしまいました。PGT-Aをして2度凍結するメリットが、果たして私にあるのか…。もちろん、染色体異常の有無がわかるのは大きなメリットなので、どうしようか…散々悩みました。

夫とたくさん話し合い、
不育症なことがハッキリしているので、そっちにお金をかけよう。今回採卵した卵が全て陰性だったら、また採卵しよう、と決断しました。

この決断にあとで後悔することももちろんあると思います。とりあえず今回はPGT-Aはしないと決めたので、この先は良い卵に巡り合って、妊娠継続できるように祈るのみです。

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