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食の喜びを邪魔するあれ

食事をする。

生きていくために必要な行動である。

食の好みは人それぞれであり、
好きなものばかりを食べたい人。
普段は栄養を優先しつつ、
たまのご褒美に贅沢をする人。

生きていくために何かを食べるが、
幸福を得るために食べるという側面もある。

好物や贅沢な料理を食べるのは
いつだって心躍る。

そう、いつだって。

ある例外を除いて。

私は今まさに、
その例外に直面している。

憎き口内炎である。

わずか数mm程度の傷だが、
腕や足にできる傷とは訳が違う。

とてつもない不快感を与えてくる。

口に食べ物を運び、
味わおうとするたびにズキズキする。

できる場所によっては、
食事のみならず喋る時にも痛みを発する。

口内炎ができてから、
1週間くらいはこの痛みと戦う必要がある。

唇を噛んでしまったと思ってから数日かけて、
口内炎は成長していく。
この期間は案外痛くない。

成長がピークを迎える頃、
食事が苦痛に変わる。

そして数日間試練を与えたのち、
彼らは去っていく。

自分が何をしたっていうんだ!

そんな感情になる。

口内炎のお薬もあるが、
噛んでできたものに対してはあまり効果がないらしい。

私はストレスで口内炎ができることは稀なので、
薬に頼ることは期待できない。

毎回、自然治癒の真っ向勝負である。

もはや歴戦のライバルと化している。


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