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一期生は辞めないって信じ込んでた私たちは

先ほどホロライブ一期生の夜空メルさんが引退するとの発表がありました。
私が知らなかっただけかもしれませんが急なものだったと思います。
公式から発表された文章の内容もメルさんのファン、所謂かぷ民全員が納得できるものではなかったと思います。でもいつか飲み込んで生きていかなきゃなりません。


私は思ってしまいました。
長年Vtuberとして活動していくというのは長年秘密を抱えて生きていくということ。それは今回のような悲しい結末を迎えてしまう可能性が増えるということなのではないでしょうか、と。
情報漏洩が具体的に何を意味しているのかは分かっていませんが、その危険性は私たちが長生きすればするほど罹り易くなっていく癌のようなものなのではないでしょうか。
そして表明文に記載された名前がが自分の推しじゃなかったことに胸を撫で下ろしたり、推しが引退して悲しみに暮れたりするのです。

もしかしたらksonさんのような活動方法がその病から逃れる唯一の解決策なのかもしれません。きっとこの問題は今までもVtuberの皆さんを悩ましてきてこれからもっと顕著になるものでしょう。

黎明期のインターネットは匿名性が重要視されてきましたがインターネットを老若男女問わず使うようになり徐々に現実との境目がなくなってきました。むしろどれだけ現実とインターネットを紐付け、垣根無く活動できるかがその人の評価になってさえいます。
けれどもVtuberはそれを許されません。古のインターネット以上の秘匿能力を求められているのです。大変なことです。



先日にじさんじの一期生である勇気ちひろさんが引退表明を行いました。悲しいですが彼女が他にやりたいことを見つけたのならそれは素敵なことです。私たちは旅立つ仲間を見送るように笑って手を振りましょう。


私たちは毎夜毎晩当たり前のように推しのライブを見ていられることにもう少し感謝しなくてはいけません。それはきっと食事の度に神に祈りを捧げるのと似ています。


ああどうかこの日常が出来るだけ長く続きますように

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