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フグ田ナマガツオ
2023年3月9日 23:46
書く習慣 お題「ブランコ」揺れる度に錆の音を立てて、一人公園に佇んでいる。曇天の空は鈍色に沈んで、帰るべき時間が到来していたことを理解した。とはいえ、あんな所へ帰っても仕方がないのだが。所在なく揺れるブランコに背を向けて、家路についた。足取りが重いのは母が待っているせいだろう。家に私の居場所はない。母の再婚相手は、私より少し年上くらいの男性だ。私との歳の差よりも、母との歳の差の方が大きいく