スーパーフラワーブラッドムーン

最近は満月の時にしかnoteを書いていなくて、自分の三日坊主加減に呆れているが。。。

今年のフラワームーンはスーパームーンとブラッドムーンが同時に起こる、なんともスペシャルな月ということで「えいっ」と思い切って

「仕事を休みました」

思えば平成ど真ん中あたり、私は所謂「仕事第一主義人間」だった。

フリーランスということもあり「投げられた球はどんな球でも拾う」気合で風が吹き荒れても、風邪をこじらせても「仕事」を休むことはなかった。

うちの父は同業種なのだが決して仕事に穴をあけない主義で、挙句の果てに「盲腸」が破裂して「腹膜炎」になったことがある。そんな頑張り続けた背中を幼い頃から見ていたからかもしれない。

あと職種上、若い時の方が需要があるのも肌で感じていたので必死で掛け持ちをしながらクライアントの要求に応えていた。

でも令和の気配がしてきたあたりから「これで私の人生いいのかな？？」と心の声が聞こえてきて、少しずつ行動や判断を変化させてきた。無理なスケジュールは組まなくなり、家族やパートナーとの時間を優先させたり。

そのうちコロナで私の業界は煽りを受けることになり、自然に仕事は減り自由に使える時間がめちゃくちゃ増えた。

そしてとうとう私は「月を見るために仕事休む」人間になったのだ。

「父が天国から見てたらどう言うかな？」そんなことを思いながら海辺から月を2時間以上眺めていた。

月の出は写真のようにばっちり見れたのだが、午後8時過ぎからのスーパーフラワーブラッドムーンは見られなかった。でも「仕事を休んだのに～」なんてちっとも思わなかった。

人って変わるもんだな。もしも、父ともう一度逢えることがあったらゆっくり一緒に月を眺めてみたいな。