介護職への急展開なプロローグ

   カレー屋で働く私が訪問介護の見学を終え、やはり自分に介護職が出来るものかと何度も自分に問いかけ、真剣に考えていました。
そんな私に畳みかけるように介護兼カレー屋さんのオーナーさんからの話しがありました。

「介護のヘルパーをやるにあたり、資格が必要だから早速来月から学校へ行ってくれる?1ヶ月で資格を取得出来るように予約を入れてあるから。学費はこちらで払っておいたから、宜しくね!」

えっ?嘘でしょ?!
私はまた、やるともやらないとも返事をしてないのに…

もともと強引なところがあり、いつも突拍子もないことを言うオーナーさんには今までも散々振り回されてきました。
そして今回も転職にあたり、ゆっくりと考える間も与えられず、不安を解消出来ないまま戸惑う私に突然の勧告。

しかし、ここまで強引に言われなきゃ、きっと私は転職を決断できない。
これからの高齢化社会に向けて、最低限、自分の親の世話が出来るよう、スキルは持っていた方がいいに決まっている。
ならば、この流れに乗ってみよう、そんな気持ちも湧いてきて、ヘルパーに必要な初任者研修の資格を取るため、学校に通いだすこととなったのでした。

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