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生成AIが錬成した神マクロを妄想する

⚠️戯言です

はじめに

生成AIの普及が進んでいるのかもしれないな、と思うようになりました。自社専用のChatGPTを用意して、それに対してプロンプトを投げつけて業務に活用しているところを見かけるようにもなりましたし、MicrosoftのCopilotに質問したりOfficeドキュメントの作成を支援してもらったりということもできるようになりました。そんな中、実はもうすぐ登場するのではないかと勝手に思っていることがあります。それは、Microsoft Officeスイートの自動化スクリプトを自動生成する仕組みです。

妄想

まだそこまで近いわけではないですが、現状の活用を見るに近未来感(?)が出てきているのではないかと思うようになりました。それは、生成AIがプロンプトで指定したプログラムコード片を生成して、利用者が評価できるようになってきているためです。Visual Studio Codeからも利用できたような気がする、Github Copilotもあります。こうしたことから、例えば皆さんもお好きでしょう、Excelで「自動化」のタブから「Copilot」を選択して、プロンプトを入力すると自動化用のTypeScriptが出来上がるというような未来が幻覚のように見えてきませんか。

Excelマクロも書籍やウェブサイトの情報を見ながら地道に打ち込んでいくなどということからサヨナラしまして、Copilotによって生成されたコード片を使って快適に自動化を推進することができるようにならないかなと思います。そうすれば、もはやあれこれせずとも、すでに社内にいなくなった前任者の制作した神マクロを使い回すことなく、振り回されることもなく、現在の担当者がその場で必要なものを生成して使い捨てすることも夢ではない、などという幻想も抱くことができるようになります。もちろんこれはわたしの2024年現在の妄想です。本当に幻想かもしれませんが。

要不要

こうしてくると、現状を変えるためのツールはノーコードやローコードである必然性もなくなってきます。コードは自分ではなくAIが記述するのですから、無理にツールに合わせた知識を持つ必要もなくなります。もちろん、そうしたツールがプロンプトから適切な手順を組み立てることができれば、残っていても良いでしょう。しかしおそらく状況が変われば不要になることも考えられます。この辺りは自分(企業などの組織、団体)が採用しているツールが生成AIを利用できるかどうかによります。手持ちのツールが対応しているのであれば、新たに導入し直す必要性は薄くなります。

プログラミング言語 日本語

さて、ここまで圧倒的な妄想を繰り広げてまいりました。率直に申しまして、残念ながらいずれもまだ実現はしないと思います。実現はしませんが、プロンプト、つまりは要求される事項の整理や言語化についてはプログラミングに匹敵するほど重要なことになる、なっていく、もしくは既にそういう状況になったと考えます。

今は「よくわからないので専門の方にお願いしている」という方もいらっしゃると思います。ここを自分で、自分の言葉で整理して表現できなければ業務が成立しなくなる日が来る可能性もゼロではありません。もちろん、生成AIが作成した神マクロを使うだけという業務も残り続けますので、そういう役割変更も考えられなくはないでしょう。誰かがせねばならない業務というのはあるからです。自分は生成させたい方だな、という方はぜひ具体的に希望する神マクロがどういったものなのかをコンピュータに教えてあげられるようにしてください。

最後に

人間相手であろうがコンピュータ相手であろうが、何が課題であるか抽出し、何をどうすればうまくいくようになると思われるのかを分析・表現する、そして何をどうしたいかを的確に説明できる技術をもっと磨いていきたいですね。これまでよりもさらに必要なことのように勝手に思います。単なる感想ですが、2024年に最も学ぶべき言語はJavaやC#、Python、JavaScriptではなく、日本語かもしれないです。もっと本を読むかな。

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