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情報の必修化と経験者でもググりますの件

こんにちは!なるーらぼです。さわやかな気候の日が続いています。窓を開けると気持ちがよいのですが、黄砂が入ってくるということもありますね。地域によっては既に夏日になるところもあるようですね。今年も夏は猛暑なのでしょうか。

さて、今回は二つの記事を見て考えたことを書いてみます。一つ目は高校過程における「情報」の必修化についてです。小学校や中学校でも必修化されましたが、とうとう高校でも必修のようです。文部科学省のページにも指導者向けのドキュメントがいくつか公開されていました。

少しだけ見てみましたが、JavaScript、VBA、Java、Swiftの4種類がありまして、それぞれのプログラミング言語を例示して考え方を学ぶというようなものでした。さすがに順次や分岐、反復というような基本的なことは押さえてありまして、じっくり読んでいけばきちんと使うことができるようになっていると思われました。

二つ目は「9年の経験があってもfor文は毎回ググる」というような趣旨の投稿に対するQiitaの投稿です。

Qiita投稿者の方は元の投稿に同意しているような趣旨の内容ですが、コメントでは「forくらいは覚えておくのでは」というようなものもありました。このなかで、複数のプログラミング言語をまたいで仕事をしている方ではその言語ごとの少しずつの違いが迷わせているのだなということも感じました。すごくよくわかります…

これら、あまり関係がなさそうなのですが、共通して言えることは「プログラミング言語によらず、本質的なところは概念を学んでおく」ということではないかと勝手に思っております。飛躍しすぎかもしれませんが。プログラミングの概念を学んでおくと、言語の違いをIDE(統合開発環境)に任せてひな形を書いてもらったり公式ドキュメントを見てコピペすることで実現したいことを達成することができるのではないか、ということです。ローコード開発環境も普及してきていますので、プログラミング言語のどれかを記憶してしまうということまでせずとも、本当に役に立つものをつくりだすことができたほうが有益ではないか?ということです。

わたしもふだんはプログラミングをしないので、PythonなのかApache GroovyなのかPowerShellなのかVBAなのかC#なのか、利用したいけど少しずつ異なる文法やメソッドを誤って使ってしまうことが多々あります。その都度、公式ドキュメントが用意されているというのは本当にありがたいことです。UWSCについては公式サイトが閉じてしまったので、できるだけVSCodeで楽に書くことができればと思って拡張機能をつくりましたし、電子書籍も書いてしまいました。

先日MicrosoftのPowerAppsを少しさわってみたのですが、プログラミング経験があるとかえって使いにくいというようなところもありました。本当に必要なことはコードを書くことではなく、必要なものを利用可能にすることであり、さらに言えば課題や問題を解決することです。ですから、必要なことを達成するための基礎は学びまして、その先については先人の知恵をウェブ検索やツールから手に入れるというのがよいでしょう。2022年度に高校生になるみなさんに、課題解決を教わる日もそう遠くないと思っております。

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