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赤ワインならぬ赤ジュース作る実験 *やってみた*

身近な人のお仕事を知り、地域社会の文化に親しむ。

MomoDa の通う認定こども園ではそんなステキな取り組みをされていて。以前は美容師さんや農家さん、漁師さんなどがきてくれて目の前で髪を切って見せてくれたりお魚をさばいて見せてくれたりと、そんなことをされていたようで。

そして今回、なんとワタクシMihoDa ぶどうのせんせい として特別授業をやることになったのです。

ソムリエというお仕事

先生方から見ても、こどもたちやその親御さんから見ても、とてもレアだと言われたソムリエというお仕事。

しかもワタシの場合、一般的なソムリエというお仕事とは少し違った、ノーザンアルプスヴィンヤード というひとつのワイナリーに特化してお仕事をしている…レアの中のレアになるのかな。

そんな自分のお仕事を、4歳5歳6歳のこどもたちの前でお話する。

えらいこっちゃ。頭の中を整理しなきゃ。と此処に今書かせてもらっています。

まずはソムリエという職業はどういうものか。そして MomoDa のかあちゃんはどんなお仕事をしているのか。ぶどうのこと、ワインのこと、ワイナリーというもののこと。


うーむ。


これらをこどもたちに理解のできる言葉で、そして興味を持ってもらえるように…。うーむ。頭を悩ませました。

こども達は何が好きか

何日も考えたんです。

何日も考えて、ついにひらめいたのです🌟ピカーン

こども達は何が好きか。こども達は何が楽しいか。ココに思考の答えを導き出してくれる対象となるこどもがいるじゃないか。MomoDa は何が好きか!コレだ。

草花をゴリゴーリとすりつぶし、色水を作るのが大好きな MomoDa 。それを使い絵を描いたり色を塗ったり。そして色の違う色水を混ぜ合わせ、色の変化に目をキラキラとさせる。

そして美味しいものの香りを楽しみ、食べることが大好き。


コレだー🌟


①ソムリエについて
➁ぶどうが収穫できるまで(ぶどうが育つ様子)
③ワイナリーでワインになるまで
➃お店で売られるようになるまで
➄白ぶどう黒ぶどうのこと
➅ぶどうの食べ比べ(白ぶどう黒ぶどう一粒づつ)
➆ぶどうジュースを作ってみよう(白ジュース・赤ジュース)

コレをスライドショーみたいにお写真と共にお話を進める

MomoDa に当てはめて考えてみたら、スルスルと授業内容が決まりました。

生き物や植物やお野菜などを育てるのが好きな子には、栽培のお話は面白いかな。お料理とか作るのが好きな子には醸造のお話は面白いかな。絵を描いたり何か作ることが好きな子にはラベルのデザインやSHOP作りのお話は面白いかな。

食べるのはきっとみんな好きだね。

黒ぶどうは皮をむくと白いこと。赤ワインならぬ赤ジュースは、皮を漬け込むことで色が変化する、コレもみんなワクワクするだろうな。

ぶどうを絞ってジュースを作ってみよう。

考えていたら、ワタシもワクワクしてきました。

赤ジュース練習してみよう

ぶどうのせんせいをやる事になったんだよ。と、授業内容を MomoDa に説明すると…

「もちゃんもやりたい。かあちゃんのよこでおてつだいしたい」

思いも寄らないお返事が。びっくりしました。みんなと一緒にワイワイ授業を受けるのではなく、こちら側でお手伝いをしたいと言うのです。

(なんか…嬉しいなあ)

真剣な表情で言っているので、園長先生に相談してみました。

すると…「来年は年長さんになるので、そういったみんなの先頭に立って何かをやる、という事もお願いすることが出てくると思いますので、とてもいい機会だと思います。」と快諾してくださったのです❤︎

MomoDa に話すと大喜び。これを自分のお仕事だと捉え、急にエプロンを装着し練習しよう!とやる気マンマンです。

そうだね。やるからには大成功させよう。練習しよう!

赤ワインならぬ赤ジュース、色の変化を確認してみよう!

そのまま食べたいようなぶどうを準備し、当日のシュミレーションをしていきます。

じゃぶじゃぶ洗う

優しく拭いて水分をとってあげる

ぶちゅーと潰す。

ココ。こどもの力では押しつぶすのはちょっと大変なことが発覚。むぎゅーっと握りつぶす作戦に変更。

あーいい香り。
あー美味しそう。

いい感じにつぶれてきました。

すでに皮の色素が少しジュースに移っています。

「のみたい!」

ですよね。ちょっと休憩しましょう❤︎

さあココからお楽しみの色の変化を見ていきましょう。

殺菌と着色を兼ね、火にかけます。

フツフツと小さな泡が出てきたら混ぜ混ぜ。
高速まぜまぜが楽しそうです。笑

だんだんと皮の色素が抜けてきましたよ。

皮を濾していきます。

コーヒーフィルターで試みましたが、待ってたら日が暮れちゃいそうだったので、晒しに変更。

持っている爪楊枝は…潰しきれず残っている果肉を食べてやろうという作戦のようです。笑

もんのすごいいい香りです。まだほんのりと温かい湯気とともに立ちのぼってくる香りは、作りたてのぶどうジャムのよう。

200mlの赤ジュースが完成しました。

わぁ❤︎ 色がしっかりと変化したことがわかります。

成功だ❤︎


待ちきれず、まだ温かさの残るHOT赤ジュース、いただきました❤︎

まとめ

練習をしてみて。

上から押しつぶすのはこどもの力では大変なこと
晒しを使うべし。なこと
意外と時間を要すること

が分かりました。

そして、色が変化していく様子は想像よりももっとワクワク楽しいことがわかりました❤︎

おしごと❤︎

当日の流れを書き出し、一緒に何度も確認。自分の役割を書き記し何度も読みかえす。練習をしたことで、どういう風にジュースにするのかをみんなに説明してあげられるよ、と MomoDa 大はりきりです♫


短い時間の中でこどもたちに楽しんでもらえるよう、自分の話は手短に。ゆっくりと味わってもらう時間を取りたいので、ジュース作りはスピード感を持って。

そんな感じで本番の日を迎えたいと思います。


シリーズやってみた vol.82

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