X(Twitter)との付き合い方がわからなくなってきたあなたに、私の考える「フォロワー数」についての話がしたい。
2年前。
Xのフォロワーが100人未満だった私は、とにかく『インフルエンサー』に憧れていた。
10万フォロワーのMさん。
本業を辞め、ブログで収益を立てているKさん。
『羨ましい』
私は、どうにかして「何者か」になりたかった。
フォロワー数を増やしたかった私が、反応がもらえない世界から学んだこと。
フォロワーを増やす本をたくさん読み、有益コンテンツと言われるものを書き連ねる。
バズるためにはこうするべき!収益化するためにはこうするべき!そんなことを全部まに受けて、ハッシュタグをこれでもか、とつける。毎朝、決まった時間にテンプレ通りの投稿をする。
そこに楽しさはなかった。
タスクのようになっていた。
これだけやれば、どんどん反応が来るだろうと思った。
でも、何を書いても、いいねはつかないし、反応もなかった。それどころか、私の心がすり減るばかりであった。
思えば、あの頃は、「聞いて聞いて!!!」と自分の言葉ばかり届けようと必死だったように思う。
少し経って、ふと日常生活に置き換えたら、気づいた。
「興味ない人の話なんて聞かないか...」と。
そりゃあ、なにを書いたって読まれないわけである。
それに、「繕った自分」でもらった「いいね」になんの価値があるのだろうと思った。
画面の向こうにいるのだって、人間だ。
そこからは、「コミュニケーション」を一番に大事にするようにした。
SNSの画面の向こうにいるのは、人間である。
心の底から「関わってみたい」と思える人に、ドキドキしながらもどんどんリプライをしてみた。
「絶対お返事もらえないだろうな」と思っていた作家さんや、「雲の上の存在」と思っていた、あの時のインフルエンサーさんとやりとりすることができた。
自分から動いたら、少しずつ変わり始めた。
「実は私もmoonさんと話してみたくて」
そんなふうに言ってもらえることもあった。
意外と「踏み込めば変わるんだな」と気づいた。
そして、人間関係がマニュアル通りではないことを、ようやく悟った私であった。
そこから、仲のいいフォロワーさんがたくさんでき、気づいたらフォロワーさんは1000人を超えていた。数を追わなくなってからの方が、良いことがたくさん増えてきた。もう、フォロワー数UPの本は私には必要なくなっていた。
今では、Twitter経由で知り合った方からお仕事をご依頼されることもたくさんある。仲良くしてもらっている人も多く、ご飯に行く人もいる。
普通に生きていたら知り合えなかったような、とっても遠くに住む一回り以上年上の友人もでき、人生にとって、とても影響を受けている。
あなたは、「フォロワー増やしたい!」の先に、何を求めているか?
フォロワーを増やしたい。
いいねがたくさん欲しい。
承認欲求を自覚していなくても、そんなふうに思ってしまうのがSNSの怖いところである。
そして、フォロワー数を増やす。
そのために足掻くこと自体が悪いなんて言わない。私だって、その数を必死に追い求めていた1人だから。
影響力を身につけた方が、確実に情報は届きやすくなるのは事実である。
それに、隣の芝はいつだって青く青く見えるものだ。
しかし、だ。
「数」を追えば、幸せが待っている、という考えについては、少し疑ってみてもいいかもしれない。
薄い関係の人がたくさんいることと、ものすごく濃い関係の人が少しだけいること。
どちらがあなたの人生を彩ってくれるだろうか。
決めるのは、あなた自身である。
自分の繋がりたい人と、自分の心地の良い時間を過ごすこと。
そこから生まれるたくさんの可能性を、私は愛していきたい。
2023年。
出会ってくれたかたに感謝を。
2024年も、きっと。
『ベストセラー作家になる』これが私の夢です。40歳までに形にします。もし、「エッセイ、よかった!」「頑張れ!moon!」と思っていただけたら、温かなサポートをお願いします!有名になって「あの時サポートしたんだ!」と思ってもらえるようにいたします✨(強気!笑)