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nakameguromt
初めて買ったCDを聴きながら号泣した話。
中2の夏。当時好きだった人の、好きだったアーティストがEXILEだった、というただそれだけの理由で、私は気づいたら、超がつくほど彼らのファンになっていた。あの時は、もう頭の中のほとんどの成分がEXILEでできていた。なんでこんなに尊いグループがいるのだろう、と、推しの凄まじさを感じる日々。
あの頃は、まだスマホなんてなくて、みんなが、ビビッドピンクやら青やら緑やらのiPod mini(第二世代)に、自分の大好きな曲を入れて持ち歩いていた。たまにうまくインポートされていなくて雑音が入ったり、伴奏だけのInstrumentalが入ってしまっていたりして、「あぁ!」となりながら。
はじめて買ったCDも、もちろんEXILE。
お小遣いを貯めて、ベストアルバムをGETした。
ハワハワしながらコンポにセットして、ソワソワしながら、歌詞カード(ブックレット)をめくる。
一週目が過ぎたら、今度は歌詞をノートに写していく。
何度も何度も、その繰り返し。
途中で、コンポに「リピート」のボタンがあることに気づき、よりずっしりと、深く沼につかってゆく。
何をするわけでもない、それなのに、その全てが、かけがえのない時間。
好きなことに全力だった。
見返りとか、効率とかそういうことなんて何も考えてなかった。
たまに、あの時の自分のことが、羨ましくなる。
ほろ苦い記憶とともに、思い出す。
『ベストセラー作家になる』これが私の夢です。40歳までに形にします。もし、「エッセイ、よかった!」「頑張れ!moon!」と思っていただけたら、温かなサポートをお願いします!有名になって「あの時サポートしたんだ!」と思ってもらえるようにいたします✨(強気!笑)