機嫌よく生きる
なぜ私は生まれたのか、何をするために生まれたのか、
その答えはだれも分からないけれど、世の中には「やらなければならない事」がたくさん存在しています。
「やらなければならない」、「普通はこうあるべき」という呪いのような言葉に捕らわれて、思考停止したまま変な人だと思われないようにしようと生きていると、息が詰まる瞬間が何度もあります。
私は息が詰まりすぎて病気になり、「やらなければならない事」や、「普通の人のあるべき姿」でいることが難しくなり、金銭的不安と引き換えに膨大な時間を手に入れました。
最初の1、2年はひたすらストレスでダメージを受けた脳細胞を修復する日々のような感じでした。そして、1年くらい安定し始める時間ができ、自由時間4年目は薬を減らしていく日々でした。
そして今、金銭的不安はまだありますが、自分のやりたい事だけをやれる日々を過ごしていて、一つ気が付いたことがあります。何をするために生まれたのかの答えのようなものです。多分誰も正解は分かりません。だから、勝手に自分の答えを作りました。それが、「機嫌よく生きる」です。
どんな理由で生まれたかなんて分かりません。唯一全ての生き物に共通するのは、「生まれたらいつかは死ぬこと」。これだけは変わりません。良い行いをしたら、死なないかというとそうではありません。みんないつかは死にます。もしかしたら、その先に天国や地獄などあるかもしれませんが、だからと言って、今地獄のような環境を生きる必要があるでしょうか。
だから、機嫌よく生きればいいのではないかなと思いました。もちろん、社会情勢や家庭環境、色々問題があって、今耐え忍ばなくてはならない状況もあると思います。でも、もし「やらなければならない」、「普通はこうあるべき」という呪縛で、生きるのが辛いという状況だったら、その言葉は忘れていいと思ったのです。
ずっとずっと早く死んでしまいたいという感情の中で生きてきました。病気になったせいもありますが、病気になる前も少し特殊な家庭環境だったので、そう思うことはたくさんありました。でも、病気をきっかけに色々向き合い、見直すことで、この目標はちょっと良いのではないかなと思えるようになりました。
深く考えずに、自分がご機嫌になれる道を選んで生きていけばいいんだ。病気を乗り越えた今、そんな風に思えるようになりました。病気になるのは本当に辛いことですが、悪いことばかりではありません。考え方次第では、プラスに持って行くこともできます。
今息が苦しくて、肩に力が入っていたら、ぜひ固定観念を捨てて自分のご機嫌を取ってみてください。