リュウグウノツカイ

平成生まれ しまえなかった気持ちの置き場 真面目過ぎる故に適応障害(パニック発作)になり離職 リハビリを兼ねてメカニック系フリーライターをしている

リュウグウノツカイ

平成生まれ しまえなかった気持ちの置き場 真面目過ぎる故に適応障害(パニック発作)になり離職 リハビリを兼ねてメカニック系フリーライターをしている

最近の記事

生きててよかったと思える日が来るって言われても

病気と闘っている最中、何度となく死ななければならない精神状態に陥りました。その度に家族が「いつか生きててよかったと思える日が来る」と言って止めてくれました。 余命宣告された人など生きたくても生きられない人がたくさんいるの中で、死にたいと思うことはとんでもないことで、贅沢な感情ととらえられます。実際非常に贅沢な感情です。でも、分かってていても脳が「死になさい」と一秒一秒自分を追い込んでくる、それが病気になった状態でした。 苦しいんです。非常に。言葉では上手く説明できないのが

    • 大人になるということ

      4月から改正されて、成人年齢が18歳になります。お酒は飲めないけど、大人として扱うからと言われて戸惑う事もあるかもしれません。 そして、4月から社会人になるという方も多いでしょう。それこそ大人の一歩を踏み出すようで怖いという方もいるかもしれません。 そんなちょっとの期待と大きな戸惑いを抱いて今日が憂鬱という方に、ちょっとだけ先に大人になった私からお伝えしたいことがあります。 成人した時はまだ学生だったので、そこまで重圧は感じませんでした。ちょっと自由にできる事が増えたな

      • 機嫌よく生きる

        なぜ私は生まれたのか、何をするために生まれたのか、 その答えはだれも分からないけれど、世の中には「やらなければならない事」がたくさん存在しています。 「やらなければならない」、「普通はこうあるべき」という呪いのような言葉に捕らわれて、思考停止したまま変な人だと思われないようにしようと生きていると、息が詰まる瞬間が何度もあります。 私は息が詰まりすぎて病気になり、「やらなければならない事」や、「普通の人のあるべき姿」でいることが難しくなり、金銭的不安と引き換えに膨大な時間を

        • 落ち込みそうな日の過ごし方

          病院にも行って、薬ももらって、ちょっと安定してきた。でも、ふとした瞬間に急に落ち込む日があります。良い日と悪い日の波が段々と小さくなって、普通の生活に戻っていくのですが、悪い日って心細いですよね。 今回は、そんな日を乗り越える私なりの方法を紹介します。※私なりの方法です。医学的根拠はありません。絶対に治るとは断言できません。 1.頭皮をもむ とりあえず頭をもんでみます。こめかみに小指を置いて、耳の上に人差し指が来るように手を置いて、指の腹でゆっくりほぐします。側頭筋と呼

          「思ったよりも元気そうだね」って言うな

          今回は、適応障害の乗り越え方というより、周りに適応障害の人がいて対応に困っている方に向けて書きます。また、これは私の一例ですので、全てのパターンに該当するわけではありませんので、参考程度にとどめていただければと思います。 体調がおかしくなり上司や人事に相談した時や、通院を始めた頃にごく少数の友人に打ち明けて、実際に会った時に言われた言葉です。そうですね、元気そうに見えますか。そりゃそうです。元気そうに見えるようにがんばっているので。 病気になったと聞いて、大体の人が想像す

          「思ったよりも元気そうだね」って言うな

          何のために生まれて

          何をして生きるのか。有名なアンパンマンマーチの歌詞です。 今、会社で辛かった日々の事はほとんど忘れてしまいましたが、出社する時や帰り道にアンパンマンマーチがずっと頭から離れなかったのは覚えています。「何のために生まれて、何をして生きるのか。」「分からないまま終わる。そんなのは嫌だ。」のここばかりがグルグルずっと流れていました。 多分身体のSOSだったんですね。就職活動の初めの方は、希望もやりたい事もありました。でも、色々あって、とりあえず就職しなきゃ、とりあえずお金を稼が

          何のために生まれて

          避けるのが上手くなっただけ

          この一年を振り返って思うのは、完治した訳ではなく、発作が起きそうな事から避けるのが上手くなっただけのように思う。 説明が上手くできるか不安ですが、「事故などにあって大けがを負ってしまったけれど、なんとかリハビリをすることで少しずつ日常生活を送れるようになった」という状態に近い気がします。(もしも私の認識や知識が不足していて、この表現が不快に感じさせてしまっていたら、本当に申し訳ありません。) 適応障害になり、パニック発作や双極性障害Ⅱ型のような症状が出てしまってから、色々

          避けるのが上手くなっただけ

          どうしても元気が出ない日

          どうやっても元気が出ない日があります。一個前のnoteで、だいぶ元気になったと書きましたが、どうやっても元気が全然でない日もあります。 こういう日に無理すると長引くことが多いので、長引かせない為のそういう日の過ごし方をまとめてみました。 1.何もしないもう、これにつきます。自分を一切責めずに、何もしない一日を過ごします。こういう日のために、レンジでチンするだけで食べられる物とかをストックしておくのも良いです。もし、晴れていたら空でも見ながらのんびり過ごします。この時、ゆっ

          どうしても元気が出ない日

          完全に薬を止めて一年が経ちました。

          適応障害と診断され、パニック発作や双極性障害のような症状を抑える薬を完全に止めてから一年が経ちました。 お医者さんと相談しながら、1種類ずつ時間をかけて薬を減らしていき、完全に飲まなくなってから早一年。 正直言うと、実は数回パニック発作が起きました。でも、ちょっと起きただけで、その後引きずることもなく、一年過ごせました。 コロナ禍という特殊な状況なので、なんとも言えませんが、かなりいい感じです。不要不急の行動をしないためほぼ引きこもっているため、時々通院などで電車に乗っ

          完全に薬を止めて一年が経ちました。

          不公平なこの世の中で

          世の中は、不公平で理不尽に満ち溢れている。 それは、人間が完璧な生き物でないから。そもそも完璧な生き物など、この星には存在しない。存在しないことを証明するのは難しいけれど、おそらくいない。 ただ、くそ真面目と言われる人間は、不公平を嫌うあまり自分の行動は不公平を無くそうとしている気がする。私自身を分析した結果なので、万人に当てはまるわけではないけれど、そういう人もいるんじゃないかなと思って書きます。 不公平や理不尽を無くしたい。だから、自分の体調やスキルがどうであれ、全

          不公平なこの世の中で

          大丈夫という言葉の重み

          「きっと良くなるよ。大丈夫だよ。」 希望に満ちたこの言葉が、傷ついている人を更に傷つけていることに気が付かない人も多いでしょう。青木さやかさんのインタビューを読んで、この気持ちを思い出しました。 言う方としては、希望を持って欲しい、落ち込まないで欲しいと思っての言葉です。でも、言われた側は、「あなたに起きている事じゃないもんね」っと思ってしまいます。青木さんの言う通り、そう思ってしまった時って、こちらはいっぱいいっぱいだった気がします。 「代わってあげたい」とか、「どう

          大丈夫という言葉の重み

          終わりのない不安

          生きていると、これを乗り越えても次の壁が迫っているという状態に出会うことがあります。 必死に乗り越えても、次から次へと不安が襲う。痛みや苦しみを伴うこともある。 どうしたらいいのか。最近立て続けに辛いことが起き、絶望のどん底に落ち、もう落ちようが無いところまで落ちました。 ここから脱出するための方法も、痛みを伴うもの、苦しみが消える保証がないもの、そんなものばかり。どうやって生きて行ったらいいのか、分からなくなりました。 もう、耐えられない。耐えたくない。死なせてほし

          終わりのない不安

          切り替える必要なんてない

          辛いことがあったり、悲しいことがあると「すぐ切り替えて次に行こう!」と励まされたり、自分で励ましたりすることがあると思います。 いつまでもうじうじしていては行けない。人間の時間には限りがあるから、次に進んだ方が良い。 確かにそうです。そう思います。大事なことだと思います。 でも同時に、もし、次に進むのが辛いと感じたら、悲しいと感じたら、切り替える必要は無いとも思います。 人間の時間は有限です。だからこそ、ちゃんと悲しんでいいし、苦しむ時間も大事だと思っています。ちゃん

          切り替える必要なんてない

          比べてはいけない事がある

          ※このnoteは私の愚痴が強く出ています。苦手な方は避けてください。 どれだけ成長したか。どれだけ達成したか。 ある程度の指標を作り、比較しながらやっていくことで、目標にたどり着くのは大事である。 でも、あの人は五体満足なのに、死にたいと思っている。贅沢だ。とか、 あの人は裕福で不自由なく生きてそうなのに、不満ばかりだ。とか、 比較してはいけないことがある。 念のため書いておくが、これはただ思いついた一例であり、私が常日頃抱いている不満ではない。 朝ドラの「おち

          比べてはいけない事がある

          たった一つの出来事が私の人生を変えていく

          幼い頃は、毎日新発見があって、価値観というものが日々アップデートされていた。しかし、大人になって早十数年。昨日と同じような今日を過ごすことも増えてきた。 そんな日々を生きて、自分の価値観というものはゆるぎないものになりつつある。でも、時々人生にはとんでもない出来事が起きる。たった一つの出来事なのに、人生の価値観を180度変えてしまうようなことも起きる。 そこで、一度立ち止まって考えて、価値観を変えられるか。今までの自分にしがみつき続けるか。ここで人生は変わっていくような気

          たった一つの出来事が私の人生を変えていく

          自分を愛することの難しさ

          自分を大事にするって、どういうことなのか。自分を愛するって、どういうことなのか。 怠けること?わがままをいう事?本能の赴くままに生きること? 捉え方によってはどれも正解だし、不正解。 結局正解なんてない世界で、毎日これは正しいのか、そうじゃないのか悩みながら生きている。今日も生きられれば世界は続くし、死んでしまえば世界はそこで終わる。 呪術廻戦で、「不平等な現実のみ平等に与えられている」というシーンがある。世界は不平等だし、不公平。平等にあるのは、いつかは死ぬというこ

          自分を愛することの難しさ